父ハミルカルの背中
ベネチアでは、既に活版印刷が行われていた
マゴーネにとっては過去でもあり、未来でもある
ローマ史、列伝とガリア戦記、内乱記、君主論を購入し、読んでいると 誰かが部屋を訪ねてきた
夕食の席には、顔を見なかった少年が、立っていた
マゴーネ様はキリスト教徒ではないとお聞きしてます
お話よろしいでしょうか?
どのような神でも、全ての民を救えるわけではない
必ず溢れるものが出る
ローマの神では、救われなかった者たちがキリシタンになった、キリシタンでは、救われなかった。少年が
目の前にいた
バールでは生まれてきたものは全て尊い個人と考えている、生まれてきただけで尊い、しかし何のために生まれてきたのかはわからない。
それが個人だ、君が個人で生きるのならば、家族は捨てることになる。君を認めない家族とは暮らせない。でなければ愛情は捨てられない。苦しみ続ける。
都合よく残すことはできない
せっかく自宅に招いてもらえた。良い男だったのに、友人にはなれなかったな。
バールは昭和を神なき世界と言った、
隙間が空いているから入り込める、喜んでいた。昭和はもはや人が神を必要としない世界だったのでは?
神の居場所などなかったのではないか
科学と競争によって昭和では救われるものが決まっていた、全員が教育を受けられる。だから、そこからこぼれ落ちたものに救いは無い。自分のせいにされ
競争に負けた者は、まるで戦争に負けた側のように
敗者となる、戦ってもいないのに敗者にされる理不尽
が怒りの源になる
神がいないのだから、こぼれた者の不満は、やがて社会に向かい、社会を壊す、自分たちを認めない、苦しめるだけの社会をなぜ苦しんで守る、なくなれば楽になる破壊衝動が動き出す
どこの世界にもいる。溢れてしまった者を、新たな世界へ連れて行く、それは
父ハミルカルがやったことだ
カルタゴを出て、カルタゴノバへ、そして都を国を作った、父の期待を一身に受け、ただローマ打倒に生きたハンニバル、にはできなかったこと
兄だけを見、こちらを見なかった父の背中が見えた
これこそ、今マゴーネがやるべきことでは
争いに明け暮れたり、競争することではない
やっと、人間を見つけた、目の前の少年に言った
もし君が望むなら、私の船に乗れ
ハンニバルはカルタゴではなく、カルタゴノバで生まれた、新たな国を作る。それこそがハンニバルを産む
カルタゴを滅ぼさんとしたローマ守旧派は意外と正しかったのかも知らん、カルタゴを出、新たなカルタゴを作る時、ハンニバルは生まれる
バール大移動
キリスト教圏から脱出しようとした人々たちの移動
主に東方を目指した
海を渡り、アメリカにまで至った、後には、その流れに乗って、日本からも、渡った者たちは多く
戦いに敗北した側の人間が居場所を求めて、海を渡った
運動の指導者の名はバルカマゴーネとして伝わっている、彼は、日本に来たとも伝えられ、日本各地に彼の墓がある
バールは、個人を尊重するが、その個は山に向かう修行僧のように例えられる、1人不可能と言う山を越えよ
バールの教えを受け入れた人々は、今日も
神なき世界を生きている
転生したマゴーネ 完
後がき
1週間集中して投稿を終える予定が、ランキング入りに味をしめ、延命してしまった、そしてランク落ち、ランク外へ、数字欲しいさんの末路だった
ただ、マゴーネのお話として作れたので、そこは良かったと思います、キャラクターが生き、暴れた
読んでくださった皆様のおかげでお話をまとめられました、ありがとうございます、1人なら投げてた
読んだら痩せる、と言う投稿作も完結しましたので
よかったら転生してお読みください
太って悩んでる方、食欲に悩んでいる方
女子との会話に悩んでいる方、お役に立ちます
今は、ただ感謝を、ありがとうございました
4月13日に作った文章です、すでに力尽きておった
後は、ランキングとビューによって動かされた、
終わりが来たら、これを投稿するはずでしたが
別のラストを思いついたので、投稿します
それがシンラストかはわかりませんが、行軍は続く。




