エピソード5への割り込み ハンニバル凱旋
せっかくカルタゴへ行くので
カルタゴ市民に戦勝を喜んでもらいたいのです
マゴーネは言った
凱旋式を行いましょう
ローマのように
ハンニバルは困惑した。どうして当事者でもない市民がこれほど熱狂するのか
ローマでは勝利のたび行っていると言う。この儀式
ローマ人にとって、最高の名誉とされている
市民と勝利を喜びを分かち合う儀式
それなら、志願すれば良いのに
戦ってもいないものたちと、何を分け合うのか
ハンニバルが軽く手を挙げるたび、戦場でも聴いたことがない声が上がる
ハンニバルに従うカンネー帰りの兵たちも、自分たちに興奮する市民に手を挙げて答えていた
その後ろを進む、カルタゴから数合わせのため参加している兵は、どうして良いかわからず、カンネーで戦っていない、後ろめたさもあり、ただ歩んだ
これほどの騒ぎどう始末するのだ
閣下が議場に入られた後で、酒と食事が無料で配られると布告を出します
かえって、騒ぎになるのではないか、
それきり市民への関心を失ったハンニバルは
貴族院での演説のため頭を切り替えた
カルタゴへ向かったハンニバルは
マゴーネに代わって、ハノンに会っていた
ローマ連合を離脱した都市はありますか?
未だありません
では、この勝利はまだ何も変えていない、ハンニバルがローマに侵入する前と同じ状況だ。ならば、
ローマとの講和を要求する
ローマは受けません
いま戦争を望んでいるのはローマですから
カルタゴがこれほど興奮に包まれた事はありますまい
市民たちの熱狂をハンニバル殿はどうお考えですか?
市民の熱狂にただ驚いております、そんなことより
今は離反した都市がなくても、いずれ離反します
それまで戦争を継続します、支援を要請します
ローマの手強さの秘密がこの凱旋式にあったと
感じませんか?
目の前の老人は何かを伝えようとしている
つかみ切れないもどかしさがハンニバルにあった
自分にはわからぬ何かがあると、ただ感じた
戦いに勝っても、ローマ連合が崩れなかったらどうする、ハノンの問いに答えて、ハンニバルは言った、
イタリアには侵入できない、あなた方が言ったこと
まぁ、いい。凱旋式を行うことで兵は市内に入った
カルタゴの制圧は完了した




