バール神の外れた思惑
フェニキア人はバール神を祀っていた
カルタゴには、大神殿が作られていた
ヴァルカ、ハンニバルはバール神が持った世界的
大スターだった
バールの名を広め高める人物、がハンニバルだった
それなのに
ハンニバルの名は、広まったがバールは忘れられた
バールを祀った、カルタゴが滅んでしまったから
遠征はハンニバルの名を高めるで終わってしまった
誰もバールの名を知らない世界になっている
バールの望みは、バール神への信仰が拡大すること
そのため、ハンニバルの偉業とカルタゴの存続
両方が必要、それが神意だ
まさか、ローマのパンデニムに祀ってもらえる
わけもあるまい、カルタゴの主神が
バールへの信仰を高めるためには
ハンニバルの偉業が必要で
大砲を持ち込んで、ローマ艦隊を破っても
バールの名は高まらない
科学信仰が始まるだけだ
不可能を可能にした。奇跡、それこそ必要なもの
準備は整った
わが神バールよ、望む地へ我を送りたまえ
第一次ポエニ戦争で戦場になったシチリア島を
制圧し、港を確保する
南部イタリアのタレントトゥームとつなげれば
カルタゴからの海の補給路が完成する
南部イタリアからの陸上進撃が可能になる
いよいよローマを射程に捉えられる
そして、講和だ
勢力が釣り合えば講和は可能なはず
ハノンの提案した、あの時点での講和は無理だった
条件を整えれば
兄の役に立ち、無能でなくなれる
あれおかしいなぁ、何も起こらない
バールよ、どうした?
ポーズまで取ってるのに
こんな恥ずかしいとこ見られたら
マゴーネ死んじゃう
何か間違ってるの
しいたけか、しいたけの作り方を覚えてないから
翌日も、翌々日もマゴーネは祈ったが
過去に送られる事はなかった




