神の意図すること
昭和では、時間は直線であると考えられていた
過去に戻っても、同じ直線上に降りるから
また同じところに戻ってくる
だから歴史は変えられない
が、時間が直線なら未来も直線上にあり
最初から決まっていることになる
それでは、俺をここに送り込んだモノの意図に反する
過去を変えたいから、誰かが俺をこの世界に
人を超える技で、送り込んだ
話に聞いたこともない。異世界を知っていたもの。
異世界に人を送り込めるもの
2つも人間の技を超えられては
神が介入したと考えるのが自然だ
人でありえないならば、送り主は神、ならば
神の意図を探れば、己のとるべき行動も決まる
神は語らぬもの
マゴーネを送ったからには、神が変えたいことは
推測できる、可能性は2つ
1つは、ハンニバルを勝たせローマを滅ぼすのか
バール神の願いである場合
ならば、マゴーネは、大砲の作り方を調べるべきだ
時間がないと決めつけていたが
この世界にマゴーネは子供として現れた
子供マゴーネとしてハンニバルの世界へ戻れた場合
大砲を作る時間ができる
大砲をガレー船に乗せれば、
ローマ海軍を壊滅させられる
ガレー船に大砲を載せた例ってあったかな
調べておこう、手を抜いたら、神罰が下る
青銅で大砲作れたよな
大砲の利点は他にもある
ローマ側に真似されないことだ
あぶみを導入した場合、ローマ側もすぐ真似できる
1度の戦いでローマは滅びない、何度も戦うことになる
こちらが使った兵器戦術は真似される
ハンニバル自身、ザマで自分の編み出した包囲戦術を
スキピオに使われ、敗北している
大砲を真似る事は不可能だ、火薬の秘密を見抜き
大砲を使うまで何年もかかるだろう
その間に、ローマは滅びる、大砲を持ち込めれば
ローマを滅ぼすことがバールの意思とわかる
こちらの場合はそれで良い
問題は、もう一つがバールの意思だった場合だ




