33…繁盛への道①
元勇者のユーキは
婚約者のハナラと、
都から
北に程なく行ったところにある、
とある街の
森に
ファイヤーモンキー温泉をオープンさせた。
…………
複合型の施設となっている
この温泉には、
男女別の大型の浴場、
森を活かした露天風呂、
魔獣も、何でも入浴OKの広大な露天風呂、
ファイヤーモンキーが火を吹き踊るサウナ、
食事処に、
こちらの世界では見たことがないだろう、
ゲームコーナー、
魔力の回復を助けるパワースポット
(これも実は工夫した、自信作!!)
街の産物を、
転生前にいた世界で昔風な横丁をイメージした外観で
楽しみながら買えるコーナー
さらに、
「回転釜式ファイヤーモンキー洗濯コーナー」
(これも自信作!お湯で洗って、汚れが数倍よく落ち、
しかも直ぐ乾く!!)
と、ありったけの設備を造りあげた。
…………
ハナラとの婚約が上手く進んだので、
事務所はしばらく休み、
ファイヤーモンキー温泉にしばらく、
力を注ぐ。
「このデスクは、オレの相棒みたいなもんだしな」
今日は、事務所から、必要な物を引っ越しさせる作業中だ。
しかし、引っ越し作業は
「モノを小さく軽くする魔法」
で、苦でもなんでもない。
小さくした荷物を箱に入れ、
さらにその箱も小さくし、
ポケットに入れた。
面白かったらブックマークと評価をお願いします。
応援メッセージもお待ちしています!




