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落第生部活指導員と現代魔法スポーツ  作者: たなお
2章 タッグバトル編
89/92

89話

 タッグバトル。

 お互いに二人一組で戦う魔法戦闘である。


 1人に用意されたHPは100。


 魔法や剣でダメージを負い、HPが0になったプレイヤーは『脱落』となり、マジックギアの《ホールドモード》が起動し、魔法で生成された縄が手足を拘束する。

 

 当然、魔法も剣も使用不可となり、試合に復帰することはできない。

 

 相手チーム2人のHPを0にすれば勝利。

 実にシンプルなルールだ。


「頑張ってこいよ!お前ら!」

 

 シンの声援と共に、愛那達はグラウンドの中心へと移動しようとした時だ――


「おい、審判はどこだよ」


 HPを表示するスコアボードは置かれているが、肝心な審判がいない。

 練習試合とはいえ、これでは怪我等やルール違反などの事態に対応ができない。 


「…? あなたがやるんじゃないの?」


 カレンは気だるそうに首を傾げる。

 シンは周りを見渡すが、観客以外大人はいなかった。


「俺が審判やんの? まあ、いいけどよ。いつも、どうしてたんだ?」

「…生徒がやってる。顧問は忙しいとかで、ほぼ部活来ないし…」


「人手不足の波が、こんなところまで来てんのか」


 シンはため息を吐き、頭を掻くとしぶしぶグラウンドの中央へ移動する。

 2人組が対戦相手と対峙するように立つと、シンは腕を組んだ。


「洛咲中学と明丘学院の試合を始める。ルールはタッグバトル。相手2人のHPを0にしたら勝利だ。あとは――」


 シンの試合前のルール説明、スコアボードに不具合がないかの確認を行う。


 愛那、カレン、ハヤトの3人はやる気に満ちているが――ただ1人、祐乃は不安げな表情を浮かべていた。

 しかし、ここまで来たら、もう誰にも止められない。


「――試合開始だ」


 わー!わー!

 わー!わー!

 

 シンの合図と共に観客たちの声援が、学校中に響き渡った。

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