4ポンッ 始動!!
目の前が真っ白になった。ここは、もしかして天国なの…か…
そもそも、現実なのか?
夢オチパターンかもしれない……
ストーリー展開がおかしかったんだよな、、、
夢だったのか?………
【それから20秒後】
ここは天国ではない…………
ここは異世界だ。
20秒間何か考えていた自分が馬鹿だった。。
俺は魔王城の席に座っていたのだ。
間違い探しするとしたら、あること以外は全て同じだ。
あることとは、ゆうとばに登場する魔物(さっき俺を殺そうとしてきたやつら)ではなく全く知らない魔物たちが、跪いていることだ。
『大魔王ミサゲル様!!』
『“勇者太郎”がもう出発しました!』
?????
どういうことだ。
色々言いたいことがありすぎて頭がこんがりそうだ。。。
ただ、一つ分かることは、俺は皆のトップになったということだ!!!
つまりこの世界を思い通りにすることができる!!!
だが、これらがすべて俺の夢、願望なのかもしれない。。。
だが、こういうことを考えるのは、三流主人公ぐらいだ……
俺は知っている。
こういう時は、夢ではないということを。。
というか、夢だろうが関係ない、今の時間を、欲望のまま楽しめばいいじゃないか!!
『あの……ミサゲル様どうなさいましたか?』
「いや!!何でもない!」
勇者がなぜ赤ちゃんなのに旅に出ているのかは謎だが、早く殺さないと、俺の欲望が実現できない、、、というか殺される、、、
まずは、あるあるパターンの、強いやつ出して倒されましたというのを防ぐために、
ゴブリンの赤ちゃんと戦わせよう、、、
人の赤ちゃん対ゴブリンの赤ちゃんの戦いが過去にあっただろうか?
普通にゴブリンが勝つとは思うが、、
「お前ら!ゴブリンの生まれたてを連れてこい!!」
『はい!!わかりました!!ミサゲル様!』
「お前らは、引き続き塔に戻って警戒してろ!!」
『はい!』
楽しい!!
こういう生き方を求めていたんだよ!!
やっぱり異世界魔王転生は最高だ!!
しかし、あの魔物たちが目の前にいなかったてことは、別の世界に行ってしまったことになるのか?
魔王幹部とか作りたいから、強そうな奴らをセレクトするか……
「ポンッ」
「たくっ。なんだよ!!」
「俺様を誰か知っていての狼藉か?」
ぎゅううう
「いたたたたたッッ」
[君は誰に向けてそんな戯言を言っているのかね?]
!!!
俺に肩たたきをしたのは2話に登場した運営さんだった。。
そうだ!
大魔王になった俺だったら、こいつも殺せるんじゃないのか?
なんか上から目線だし、後々邪魔になるだろうから……
[君は私を舐めすぎているようだな。]
[君の脳も震わせるぐらいの、恐怖を教えよう。。]
「はっ!何いってんだよ!!」
「そういうやつは必ず負けるって知ってるんだぜ!!」
【3秒後】
「グフゥぅ…ぅ…ぅ…」
[これでわかっな、、、]
[これからは私に逆らうな、、、]
[一つ言っておく………ここはゆうとばの世界だ、、、]
ヒュンッ
『ミサゲル様!』
『どうされたんですか!!』
なんで運営なんてチーターがこの話にはいるんだよ!!!!
続く……
次回『ちょ、待てよ…え、、、どゆこと…?』