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眷属

 しばらく山道を歩いているとカラスが俺の事をジーって見てバタバタと羽を羽ばたき出した。


「マジで何なんだよあのカラス?」


「うむ、先程からずっとついてきている気がするのだが」


「おう、一体何をバタバタさせとるんやろか?」


 俺はさっき旅の商人から分けて貰った干し肉を少しカラスにあげると妙な表示が出てきた。


『山カラスを眷属化テイムしますか YES/NO』という表示が現れた。


 おおっもしかしてこんな感じで魔物をゲット出来んのかよ?


 即座にYESを選択してさらに表示が現れた。


『山カラスの眷属化に成功しました。続いて名前を付けてください』


 ウーンじゃ適当に決めてやるか……


「よし、お前は黒……ブラックだ」


 名前を聞いたその瞬間、ブラックは輝き出した。

 すると突然、オレの目の前が真っ白になった。









「オイっマサ坊! 大丈夫か?」


「なん……だよ一体どうしたんだよ?」


「おお目覚めたか、どうやら君……マサ君はあの魔物を使役する代わりにSPを消費するようだな」


「魔物を仲間にできんのか? そりゃとんでもないワザやで! ほんならドラゴン狩に行こうやーっ

 ワイ1度ドラゴンに乗ってみたいわ」


 アレっもしかして進化促進ってスキルはコレかーっ!? 何だよコレ超ヤべえスキルじゃん マジ死にかけたじゃねーか!


 目の前の枝に止まっているブラックが水回復魔法ヒールウォーターをかけてくれた。


 ん? 魔法だって? カラスってそんな事出来んのか気になるのでステータス確認!



 ステータスオン


 ———————————————————————



 ブラック


 種族 白鴉


 レベル1


 HP28

 MP32

 SP0


 攻撃15 守り18 速さ21


 スキル

 風魔法、水魔法


 進化:条件を満たしていません


 加護:無し


 ———————————————————————


 真っ白な鴉に進化したのか? 目が赤と緑色のオッドアイになってる? しかもなんだよ魔法使えんじゃん! コレなら魔物供とガンガン戦えんじゃね?

 オレはブラックの身体を撫で回しすとブラックは気に入ってくれたのかオレに身を寄せて来てくれた。


 途中

 山ネズミやスライム、ツノ兎等の低級魔物が襲いかかって来たがクリフの剣、そしてブラックの水魔法のおかげであっさり倒して行った。



「ブラックの活躍があったからこそだよ。

 マサ君の能力スキルはホントにすごい!」


「ホンマやなぁ、それやったらエロいお姉ちゃんの魔物ゲットしまくったらどないや? そしたらマサ坊のハーレム誕生やないか」


「イヤそんなのいるのかよ??」


「うむ、例えばサキュバスとかマーメイドとかね」


「おうそうなったらマサ坊の異世界バコバコ生活の始まりやんけ!」


「よし、マサ君はそれを目標に……」


「しねーよ!」

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