3枚目 石と刀と中古屋と
父親を手違いで殺してしまった俺は倉庫にあった刀と青い石、その他もろもろを持ち逃走を始める、、、
〜買取屋~
俺「すみません、この石と刀買い取ってくれませんか?」
店員「ふむ、、、わかりました。どうぞそこの席におかけ下さい」
俺はパーカーを椅子にかけ座る。
俺「この石と刀なんですけど、、、」
店員「少し調べますね」
俺「はい」
~5分後~
店員「田折さん、お待たせしました」
俺「はい、どうでしたか?」
コトッ
店員「ではまずこの石からお話します」
店員「この石はカタポロスという石です」
俺「カタポロス、、、」
カタポロスとはとても価値が低く、日本産ではなければ売れない宝石である。(海外産は100-150円程度)
店員「カタポロスは日本産は珍しいですが、これはベルギー産みたいなので、値段はほとんど付きません」
俺「マジか、、、」
俺「一応、別の所でなら売れるかもしれないので売りません」
コトッ
店員「次にこの刀ですが、この刀はどうしましたか?」
俺「家の倉庫にありました」
店員「この刀は大変珍しく、保存状態も良いのでこの刀は120万円はくらいにはなるでしょう」
俺「ええええぇぇ!!!!」
店員「今買い取ることも出来ますがどうしますか?」
俺「買い取ってください!」
俺はもちろん即答する。
店員「わかりました、ではお金を取ってきますね」
俺「はい」
俺『120万、、!これなら少しの間はホテルに篭もれる!』
店員「お待たせしました、こちらが120万円です。ご確認のほどお願いします」
俺「わかりました」
ペラペラ
俺「たぶんあると思います」
店員「、、、親御さんとかはいますか?」
俺『あぁぁ!やばい、どうしよう、、、もしかしたら親いないと無理かも、、!』
俺「いませんが、印鑑なら」
ススッ
店員「なら問題ありません」
俺『案外ここは警備が薄いらしい』
店員「これで手続きが完了しました。お帰りになって結構ですよ」
俺「ありがとうございます。では」
俺はお金の入ったアタッシュケースと売れなかった青い石を持ち店を出る。
俺「さて、宿を探すか!」
逃走メモ 3枚目 終
こんな小説を読んでくれて
ありがとうございます。
是非次回も読んでみてください!