1枚目 始まりはひとつの鍵
ある日、俺は犯罪者になった。
父「タバコ持ってこい!」
俺「はい、、、」
父に奴隷のように働かされる毎日。
コトッ
父「これじゃねえんだよ!ガキ!緑の方だ!」
ゴッ
俺「うっ、はい、、、」
いつも暴力を振られる日々
コトッ
父「そうそう、こっちだこっち」
カチッ
そんな生活に耐えられなくなった、、、
俺『もう、、こんな生活嫌だ、、、うう、、、』
チャリンッ
俺「、、、ん?」
俺『これは、、親父が大切にしている倉庫の鍵だ、、、!』
俺『これなら、、!』
俺は早速倉庫へ向かった。
~2分後~
俺「やっと倉庫に着いた、、ここなら何かあるかも」
ガチャ
俺『開いた、、、!』
ガラガラガラ
俺「埃が凄いな、、、」
俺「茶碗、青い石、巻物、、、ん?」
俺「これは、、、日本刀!?」
倉庫に眠っていた小型の日本刀を手に取る。
比較的軽く、15歳の俺でも軽々と持てる重さ。
俺「結構軽いな、、刀だし名前とかあるのかな、、」
ガサゴソ
俺「、、、碧、一、文、字、、って名前なのか、、」
俺「ん?、これを親父が大切にしてるなら、これで親父を脅せるのでは、、!?」
思い付いた突破口。
俺「よし、、試してみるか、、、、」
~5分後~
俺「親父、、、」
父「あ?お前何様だ、もう1回殴っt、、、」
俺「これ、、何かわかりますか?」
ガサッ
父「それは、、、碧一文字!!!」
俺「折っちゃって良いの、、?」
父「やめろ!それに触るなぁ!」
ガバッ
父が俺に向かって飛び掛る。
俺「ちょ、そんなに暴れるな!」
父が必死に刀を奪おうとする。
父「それを離せぇぇぇ!」
そして
俺「あっ」
手元を狂わせ、父の背中に突き刺さる。
グサッ
深く、、身体を貫通するほど深く、、突き刺さる。
日本刀が刺さった背中からは紅い液体が溢れ出る。
父「うっ、、、、」
ドサッ
俺「あっ、あああ、、、あああああ、、、、、」
俺「やばい、、、どうしよう、、、」
紅色に染まったリビングで立ちすくむ。
俺「逃げよう、、カバンに詰め込めるだけ詰めて、、、!」
そしてひとつの物語が動き出す。
逃走メモ 1枚目 終
お読みいただき
ありがとうございます。
初心者が書いたものですが
次回も是非読んでみてください。