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いじめられっ子世に憚る  作者: わかめはおばけ。
1/3

プロローグ

いじめられる方が悪い?


やり返しは良くない? 


罰せられるべきは誰?

赤と黒の混在が眼前を満たしている。


今は、そう、家畜を焼いているのだ。


生まれてから今日まで、ずっとそうやって生きてきたのだろう。


ぎゃあぎゃあ喚きながら、他人を蹴落としながら。


同情の余地があるとすれば、逆らう相手を間違えたことくらいか。


音を立てて崩れる建物を、コーラ片手に眺める自分は周りからどう見えるのだろう。


そう思うと自然と頬が緩む。


「なんやご機嫌やな」


目の前のずんぐりした男がこちらを向いて、わかっていることをあえて確認するように問うた。


「そりゃあそうよ。夢にまで見た我が心の故郷に恩返しできたのだからね」


素晴らしき赤。しかし赤だけでも面白くない。そこに苦みが、黒があればこそ”復讐”は燃えるのだ。


「で、最後の目標も達成したわけだけど、もうおしまいなのかしら?」


後ろの少女が僕の肩から顔を出しながら言う。


「うん、おしまい」


単純な肯定。当然、僕たちは今までこれだけのために全てを捧げてきたのだから。


達成感から空を仰ぐ。


当然そこには、何もない。



書きたい欲が再燃してまた書こうかなって思います。

続けれるまで続けたい。


この物語はフィクションです。

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