8/20
8 「私は頭が悪いから」
「私は頭が悪いから」(姫野カオルコ著)
夏の終わりに本屋さんで立ち読みをした本
いつもは気になるとメモをとる
忘れてしまって電話して
「話題の本のコーナーの、~さんの写真が棚にあって、その下周辺に」
と説明すると、
「タイトルの1単語でもわかりませんか?」
ほかにも何か聞かれて、
「ばか、か、頭が~。東大の男子が女子に~」
電話を切って、数分で本屋さんは探してくれた
・・・・・・
2016年におきた東大生の、女子学生に対しての事件
それがルポだと思いながら立ち読みしていたが
事件を基にして書かれた470ページほどのフィクション
ずいぶんと色々な要素が入っている
有名大学というブランド名
「お姉ちゃんだから」と言われて育つこと
家庭の環境の違い
裁判も経済的に豊かであれば
腕のいい弁護士を雇うことが出来ること
親のいいなりになりギブアップした子は親から疎まれる
女性蔑視、フェミニズム・・・
この本の中では、男子学生の目的というのは「女性だから」の事件ではない
考えさせられ、2日間で読んだ
真実であっても架空の物語であっても
作者の思想や価値観はたくさんこめられている