四人組の大晦日 1
恭子「ぅあ~、寒~い」
日和 がたがたぶるぶる
美優「朝起きたら日和がバイブレーションモードになっていた件」
恭子「寒いからね」
日和 がたがたぶるぶる
姫香「だ、大丈夫?」
美優「炬燵つけてあげるよ、はい」
日和 がたがたぶるぶる
恭子「…あ~、あったか~い」
日和「……(炬燵に潜り込む)」
美優「今日は大晦日だね」
姫香「お、御節は大分出来たし…お雑煮の準備もばっちりだよ!」
美優「流石料理部!」
姫香「か、家庭科部ね…あながち間違いでもないけど」
美優「でしょ?」
日和「……(ミカンの皮を向きつつ本を読んでいる)」
恭子「年越しそば、今年は何人前食べようかな~?」
美優「でた、我が家の暴食魔人。恭子のお陰でエンゲル係数がヤバいんだから……!」
姫香「う、うん」
恭子「い~じゃん、それに見合う分は稼いでるよ?セーブもしてるし」
美優(あれでセーブしている……だと……!?)
美優「嘘だ!毎食、軽く三人前とか平らげてるくせに!ってか何で太らないの!?」
恭子「〈暴食〉持ってるから」
美優「ずるい!」
恭子「ずるいと言われても…」
日和「………(ミカンを食べつつ本を読んでいる)」
姫香「あ、御節作らないと」
大晦日までとことんマイペースな四人組。