表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

これから

お久しぶりです。投稿遅れてすいませんでした。

釈放され、俺たちは今、刑務所の門前で今後のことについて話し合っていた。


「お前、これからどうするんだ?」


ロバートが俺に聞いた。


「どうするって言われても…まともな生活は出来ませんよね〜」


「だろうな」


そう、俺たちは釈放された。だが、牢屋に入っていたと言う事実は消えない。つまり一生犯罪者として生きていかなければいけないのだ。


「ロバートさんはどうするんですか?」


「アリアを探しに行く」


「………一応理由を聞いてもいいですか?」


「今度こそヤる‼︎」


「…あの〜ちゃんと分かってます?」


「何をだ?」


「年齢ですよ。貴方はもうここに来てから13年も経っている。つまり、今から会いに行っても年は18、どう考えても貴方の言う食べごろは過ぎてます。」


「何………だと?」


ロバートは見るからに落胆していた。


「まあ…仕方ないか。これも女神様が与えてくれた試練だ、全体に乗り切ってみせる!」


違うと思います。


「まあ…頑張ってください。それより聞きたいのですが」


「何だ?」


「犯罪者でも就ける仕事って何かありますか?」


「……あまりお勧めはしねえが1つだけあるぞ」


「本当ですか⁉︎」


それは有難い話だ。これから一切職なしっていうのは流石に勘弁したいところだってからな。


「あるにはあるんだが、危険だぞ?下手すりゃ死ぬぞ?」


「そんな危険なんですか?」


「ああ、その名も……冒険者だ」


「……は?」


冒険者?それってよくRPGとかに出てくるあの冒険者?


「それって危険なんですか?」


「危険なんて生ぬるいもんじゃねえ。魔物と戦うんだぞ?あんな危険なものと戦う人生なんて俺は死んだほうがマシだと思っている」


「そこまでですか…」


「ああ、そこまでだ」


けどそれしかないんだよなぁ


「…わかりました。俺は冒険者になります」


「…そうか、まあお前のあの能力さえあれば何でも出来そうだもんな」


「まあ、回数制限はあるんですけどね」


俺はロバートに能力についての説明をした。ロバートの感想としては「全然ワンチャンスじゃねえじゃん」らしいが、そこは俺も同意見だ。あ、因みに今の俺のステータスはこうなっている。


タナカ・スバル(18)

LV1


HP/18

MP/10

攻撃力/8

防御力/7

瞬発力/18

判断力/6

運/0


スキル

ステータス閲覧LV.max

鑑定LV.1

ワンチャンス3/2


お気づきだろうか?そう、ステータスがもとに戻っているのだ。確証はないが、恐らく俺が「牢屋から出たい」と願ったのがいけなかったのだろう。刑務所から出た瞬間、ステータスが元に戻っていた。


「それじゃ、それぞれのこれからの方針も決まったことだし、そろそろお別れだな」


「そうですね、今までありがとうございました」


「いや、こっちもたのしかったぜ、また会おう」


「はい!」


ここから俺の異世界ライフが始まるんだ。気を引き締めて行こう!





…30分後…




そう思っていた時期が俺にもありました。俺は今、冒険者ギルドにいる。だが登録はしていない。え?何故かって?


「登録料金として銀貨2枚をお支払いください。」


そう、金がないのだ。
















何か、コメント、アドバイス等ありましたらお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ