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俺の仲がいい男友達は、女の子好きで好きなタイプがないぐらい誰でもいいと言う男なのだけど、

作者: 七瀬





”俺の仲がいい男友達は、女の子好きで好きなタイプがないぐらい

誰でもいいと言う男なのだけど、”




俺の仲が良い男友達は、”今まで一人の女性をずっと好きになった

事がないと俺に言った。”

まあその話を聞いて俺も、”分からなくもないなと思ってしまった。”

俺だって20歳までずっと一人の女性をずっと好きになる事がなかったからだ。

今思えば、俺は運が良かったのかな?

”俺にとって特別な女性と出会う事ができたからだ!”




・・・ただ? ”俺もコイツも、もう55歳になり家庭を持っている身にも

関わらず、まだそんな事を言っているのかと笑ってしまうけど。”



『”仁志はさ、奥さんと何がキッカケで結婚しようと思ったんだよ。”』

『そんなのねーよ! その時、好きだったから結婚しただけだ!』

『そんな言い方していいのか? 奥さんに怒られるぞー!』

『”じゃあ直人は、なんで今の奥さんと結婚したんだよ。”』

『”運命を感じたからかな。”』

『はぁ!? 嘘だろう~運命なんて本当ににあるのかよ!』

『お前さ、マジで言ってんの?』

『マジだけど......。』

『”そう言えば? 昔よく俺に言ってたな、女の子みんな大好きとか

言ってた時あったじゃん! まあ~今はないと思うけど。”』

『”今もだけど、何か変か?”』

『お前なー! 女性をなんだと思ってんだよ!』

『”愛とか恋とかオレには今も分からん!”』

『55歳で、まだそんな事言ってんのか? ヤバくない?』

『これって、ヤバいのかな?』

『”妻も子供も居て、ヤバいだろう。奥さんの事、愛してないの?”』

『”そもそも愛ってなんなんだよ、それを教えてくれよ。”』

『学校の教科書に出てこないからな~上手く説明できないよ。』

『オレ! 未だに若くて可愛らしい女の子が好きだし、嫁だけだとは思った

事は一度もないよ。』

『・・・お、お前な、』

『”嫁もオレの浮気癖は知ってるし、まあ~いいんじゃないか。”』

『奥さん可哀そうだよな。』

『直人は嫁以外の女性と浮気したいとか想わないの?』

『思った事ないよ、俺の妻は運命の女性だからな!』

『・・・う、運命ねぇ~やっぱりオレには分からんわ~』

『分かんなくてもいいけど、奥さんの事! 大事にしてやれよ。』

『分かったよ、ありがとうな。』

『あぁ!』






・・・これは多分なんだけど?

”年齢は関係なく、一人の女性を愛せない男は多いと思う!”

その時その時、可愛い子が好きな男は? いい年のオッサンに

なってもいつまで経っても若い女の子が好きだし!

”一途に女性を愛する意味がよく分かっていない!”



俺も20歳の時に、そう思える女性と出会っていなければ、アイツと

俺も一緒だったのかなとも思う。

ちょっとした事なんだけどな? どこが分岐点になるか分からないし、

俺とアイツの違いは、たったそれだけだ。

”恋や愛の意味も、20歳の時に出会ったこの女性のおかげだと思うし。”

それに年取ったオッサンでそれだと? ”もう若い女の子だけで嬉しいみ

たいで、見た目は豊満なワガままボディの女の子とアイツ最近は浮気して

たみたいで、直ぐに奥さんにバレてたのに、奥さんはアイツの浮気を許し

たのか? 今でも離婚しないで一緒に住んでるみたいなんだ。”

アイツの下の子が、まだ小学生らしく中学生になったら奥さんから離婚届を

突き付けられるかもしれないなって言ってたな。

ああ~怖ッ!

”俺は離婚には程遠い生活をしているよ。”

妻とは結婚してもう直ぐ20年経つけど、未だにラブラブで子供にもよく

ふたりは私の理想の夫婦よって言われるよ。

”俺の嫁が世界で一番!”

俺が妻の前でそう言うと? 凄く照れてるけど嬉しそうだから俺もつい

言ってしまうんだ!

これからも俺は妻一筋! 愛妻家。

変らずふたりで歳を重ねていきたいと思ってるんだ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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