ナプキンにおもらし
由香(仮名)は4月から女子大生。
第1志望校に入学できたのはよかったけど・・
困っているのは、子どもの頃からおしっこが近いこと。
大学の授業は90分。
高校まで休み時間のたびにトイレに行っていた身にとって、
90分はかなりつらい。
広い階段教室で授業を受けるときは、なるべく最後部の席に着き、
授業中にトイレに行くことが多かった。
2回か3回。
女子学生がある程度集まると、頻尿の子は必ずいるようで、
すぐに数人の「お友だち」ができた。
広い教室では、先生が板書しているときにさっと出るのがコツで、
トイレから戻ったときも同様。
必要に迫られると、そういう動作はすぐ身につく。
靴も、パンプスなどの「音が出るもの」は避けている。
広い階段教室とは異なる、ふつうの教室で受ける授業はたいへん。
由香以外にも、必死でがまんする子が数人いる。
授業が終わると、小走りでトイレに。
このときに少しずつ尿もれするのがいつものことで、
個室でパンティーをおろす前に、
おしっこがジョ~ッと出てしまうことも多い。
年中ミニスカなのはそのため。
いわゆる「ズボン」だと、
おしっこをもらして汚すと、一目瞭然。
バッグには替えのパンティーとストッキングをいつも入れている。
そして、生理の日以外にも、パンティーには毎日ナプキンを当てている。
夜用で最長サイズ。
「お友だち」に聞くと、みんな同様。
ただし、失禁する量が多いと、最長のナプキンでも吸収できないときが。
母親に相談したところ、
「紙おむつのほうがいいんじゃない?パンツタイプならふつうに歩けるわよ」
思いきって、パンティーから紙パンツに変えたほうがいいのか。
ちょっと迷った。
はっきり言って、おむつは恥ずかしい。
(/-\*)
しかし、そういう場合ではないのも現実。
大学が休みの日に、
まず家でおむつを使ってみることにした。
「お友だち」を呼んで、いっしょに。
連休明けからは、毎日おむつで通学するかもしれない。
由香だけでなく、「お友だち」のみんなも。