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総合PV5000超記念〜闇鍋宴会編:初夜〜

東方博麗物語の番外編です。

本編まだの方はそっちもヨロシクです。

とある日、魔理沙は言った。


「闇鍋ってのがしたいぜ」


闇鍋…明かりを消して鍋を食べるという一種の遊び。だけど、辺りが見えないため何が取れるかは分からないのが闇鍋の面白いところだ。


そして今日、ここ博麗神社で闇鍋を行うのだ。だから今、色んな妖怪が集まっている。


この闇鍋宴会の参加条件は何か食べ物を持ってくること。それだけ。もちろん、僕や霊夢も何か持って来ないといけない。…ちなみに僕は激辛キノコとニンニクとその辺に死んでた虫と玉ねぎだ。…えっ?闇鍋って、こういうの皆持ってきてるんじゃないの?…虫?あぁ、これは何と無く気分で持ってきたよ。


これは僕、博麗薫と周りの妖怪や人間が起こすノホホンな夜である。


****


「はーい!始めるわよぉ!始めるわよぉぉ!……始めるっつてんだろぉ!静かにしなさぁい!」

「れ、霊夢…。怖い怖い」

「だって…」

「まぁ、ここは僕に任せてよ」

「分かった」


闇鍋宴会が始まる時間になったのに妖怪どもは一向に静かにならない。霊夢のさっきので静かにならないって…。どんだけ楽しみにしてたんだよ。


「スゥーーー………」


いっっっっかつ!!


「静かにしやがれ!てめぇら良い加減にしろぉ!ブチ殺されてぇのかぁ!…霊夢に!」

「…ってええ!?私!?」






スィーーーーン……






よしよし、静かになったね。


「…霊夢」

「え!?あ、ええと。では!闇鍋宴会をはじめます!」

「「「「「「よっ!待ってましたぁ!!」」」」」

「皆さん!持ってきましたね!?」

「「「「「おぉ!!!!」」」」」

「では明かりを消しますよぉ!」

「「「「「おぉぉぉ!!!」」」」」


シュー…と明かりが消える。


「「「「「おぉ……」」」」」

「では!鍋にそれぞれぶち込んで!では!始めてください!」

「「「「「おらぁ!食うぞお!!!」」」」」


…うん。だから何でこんなハイテンションなんだ?特に男性が。まぁ、良いや僕も食べようかな。


「さて、私も食べようかな」

「僕も食べよかな」


僕は霊夢の腕を掴む。


「えっ!?な、何で掴んでんの!?」

「え、こうしないと霊夢と一緒の所いけないじゃん」

「何で一緒に来るのよ!」

「この暗闇を利用して霊夢に破廉恥な行為をした奴をブチのめす為だよ!!」

「そんな事考えてんのアンタだけだ!」


何を!?恐らく男性がテンション高いのはそういう事だろう。恐らくじゃない。…絶対だ!


「アンタにされそうで怖いわ。こなくて…」







「キャァァァァァァ!!!だ、誰かにお尻触られたぁ!!!咲夜ぁぁぁ!!!」

「お嬢様っ!?だ、誰だぁ!?…お前かぁ!!」

「ハァハァ…。レミリアに…触ったぞ…。ってギャァァァァスッ!!!!」







「…そ、そうね。やっぱり来てもらおうかしら」

「そ、そうだね。うん、そうしよう」


まさか本当にする輩がいたとは…。しかもレミリアに…。勇者過ぎる………。


****


僕達は一応主催者だから色んな所で食べないといけない。…というか霊夢がそうしたいらしい。霊夢と僕が持って来た食材(?)はもう何処かの鍋にぶち込まれている。


「何処行こうかしらねぇ…」

「そうだねぇ。一応…レミリアの所…。行ってあげようか」

「そ、そうね」


僕達はレミリアの所へ行く。明かりが無い為目では探せない。だから、妖力を辿って探すんだ。…お、ここだな。


「れ、レミリア?大丈夫?」

「え?薫?」

「そうだよ」

「……咲夜。ホントか確かめて」


…さっきのトラウマだったんだろうなぁ。凄く警戒してるのが分かる。


「はい」


そして、咲夜は僕を僕だと確かめる為、立ち上がる音がした。


「薫様?そこにいますか?」

「うん、ずっとここにいるよ」

「では、すこし失礼します」


その瞬間僕の目の前に咲夜の顔が浮かび上がった。どんなに暗くてもこんなに近かったら見えるでしょ。どんなに近いかって?もうキスする寸前の距離で内心バクバクです。


「…た、確かに薫様でした……」

「?咲夜、何か照れてない?」

「て、照れてません…!」

「そう。…薫。どうしたの?私達の所に来て」

「いや、さっきの輩が…」

「心配無いわよ。さっきのロリコン野郎は咲夜が殺ってくれたわ」

「そ、そうか」


殺ったんだ…。やはり、あいつロリコンだったか…。


「それより薫。私達と闇鍋しない?ねぇ、良いでしょ。フラン?パチェ?コア?咲夜?美鈴?」

「いいよ!フランも薫とヤミナベしたい!」

「ええ。別に異論ないわ」

「はい。全然構わないですぅ」

「勿論です」

「はい、薫さん。よろしくお願いします」

「…ちょっと…」


あ、見えないから霊夢を忘れてた…。紅魔館の皆も見えなかったので驚いている。


「あれ?霊夢いたの?」

「いたわよ…」

「ごめんね。霊夢…。すっかり忘れてたよ…」

「薫…。夢想封印か封魔陣どっちが良い?」

「お手柔らかにお願いします…」


ひぃ…。終わってから怖いぞ…。


「さて、改めて闇鍋。やりましょうか」

「「「「「おー!!」」」」」


レミリア班での闇鍋が始まった。




次は本編の総合PV1万超えたら書きます。


ありがとうございました。

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