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メガロフィリア

作者: こえひと


 「おーい、お前。 ……そこのお前だよ! 画面の前のこっち見てるお前、俺のことが見えてるかー? お前に語りたい事があるんだ。そう、あれは1本のネット小説から始まったんだ。


 何時だったか、俺は某小説サイトで変な作品を見かけたんだ。タイトルは『メガロフィリア』。主人公が読者に語りかけてくるスタイルのいわゆる二人称小説ってやつで、登場人物は主人公一人だけ。文字数も500字ほどでジャンルもいまいち訳がわからん。最初はそんな印象しか受けなかったな。


 ああ、詳しいストーリーについては省略させてもらうが、えーっと

『主人公はいつも妄想の中で嫌いな奴をぶっ殺してストレスを解消していた。

 ある日、某小説サイトで奇妙な作品を見かける。

 その後いろいろあって、世界の管理者を自称する存在に捕えられてしまう。

 実は全ての妄想は異世界にとっての現実であり、主人公は凶悪犯として裁かれる、

 その最後の瞬間の回想でした、めでたしめでたし。』

とまあ、そんな感じのお話だったな。


 いやはや、なんというか暗くてやるせない話だよな。だけど今となっては主人公の気持ちが良くわかるよ。そうさ、この主人公は『俺』なんだ。長々と語っちまったが最後は作中の最後のセリフで締めさせてもらおう。


『次はお前だ。』」


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