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魔法使いをやっつけろ

作者: 中田 勘

タカちゃんは4年生。

家の裏にはちょっとした森のような所がありました。広さは500㎡ほどで草木がおい茂っていました。

タカちゃんはいつもその森で遊んでいました。といっても、ほとんど一人だけ。ほとんどの人は怖がっていこうとしませんでした。

ほとんど、というのだから。タカちゃんには2人、森で一緒に遊んでくれるお友達がいました。


今日もタカちゃんは森で遊んでいます。

すると見覚えの無い洞窟がありました。洞窟は地中へと伸びていて、ご丁寧に階段までありました。

いつもここで遊んでいるので、それが昨日家に帰るまでは無かったものだということが分かりました。

洞窟に入ると地中。タカちゃんは怖かったですが、この森の事なら何でも知っているということで家族に褒められています。

それなのにこの洞窟のことを知らないなんて嘘つきになってしまいます。

怖かったですが階段へと足を伸ばしました。


中は真っ暗でしたが、次第に目が暗闇になれていき少しは見えるようになりました。

入ったばかりのときは怖さで気づきませんでしたが、そこは少し暖かかったのです。

どんどん進んで行き3つ目の角を曲がったときです。光が見えました。そこまで50m程でした。

そっと角の奥を覗きました。

なんとそこには魔女のような人がいました。少なくとも格好は魔女でした、それに周りが土なのに湿り気が無くてどこも崩れていないというということからも魔法使いであると分かりました。

しばらく様子を見ていると。

「分かってるんだよ」と声がしました。

最初は誰のものか分かりませんでした。なぜならその声は男の人ものもだったからです。

「どうせあんた、私のことを魔女と思っていたんだろう。理科の先生が実験するときは長い服を切るだろう。同じことさ。ちなみに君の予想は半分あたりさ。私は魔法使い、女じゃないけどな」

そういってこっちを向きました。その顔は別に悪そうな顔でなく、どこにでもいそうなおじさんのものでした。

「ここならばれないと思ったんだけどね。別にあんた達に悪い事を使用してるんじゃない、この森の力を貰っていくだけだよ。強いて言うなら森の草木が枯れ果てるけどあんたには特に関係は無いだろう」

魔法使いはそういって、タカの腰の高さぐらいある壷に目をやりました。タカちゃんはそれが森を枯らしてしまう薬だと分かりました。

タカちゃんはとてもショックでした。今まで遊んできた森の草木が全部枯れるだなんて絶対に嫌でした。

「この森が枯れる事が君は嫌なのか。この森がなくなるわけじゃないだ。まぁ木がなくなるとただの原っぱだからなくなるとも言うのか」

そんな独り言を言っていた魔法使いでしたが土地が残るかどうか、そんなことは関係ありませんでした。

ここにはたくさんの動物が住んでいます。森がなくなると皆住むところがなくなってしまいます。タカちゃんは止めてくれと言おうとしましたが。

「君は怒っている見たいだね。面倒な事になっては困るからもうお帰り。私明日の午後にはいなくなってるから、ここにはそれからおいで」

そういわれた次の瞬間には家にいました。タカっちゃんはそのとき自分が逃げている事すら分からなくなっていたのです。

それは決して魔法使いに飛ばされたのではありませんでした。ショックを受けたタカちゃんは一心不乱に逃げました、なぜ逃げたのかも分かりません。迷う事はありませんでした。その洞窟曲がり角はありましたが一本道でした。


しばらく悩んでいたタカちゃんは森で一緒に遊んでくれる2人のお友達に今あったことを伝える事にしました。

2人はなかなか信じてくれませんでしたが、森にいってその洞窟を見せると。驚いて、そして話したことを全部信じてくれました。

魔法使いを倒す方法を皆で考えようと3人は一致団結しました。

「洞窟だから煙をつかったら魔法使いの視界を奪えるんじゃないの? 必要なら作るけど」今しゃべったのはマアちゃんです。マアちゃんは頭が良く理科が大好きです。

「その壷を運んだりするなら俺が必要だな」次はケンちゃんです。ケンちゃんは学年1の力持ちです。

「そうなったらタカちゃんはその洞窟の地図を作ってよ。それがないと危険だわ。たとえそこが一本道の洞窟だったとしてもね」

3人は各自行動を始めました。タカちゃんは地図作り、マアちゃんは手榴弾を作ると言ってびっくりしましたが煙球だといって安心しました。ケンちゃんはマアちゃんの手伝い、といっても、もっぱら荷物運びでした。


その日の昼過ぎ、マアちゃんが手榴弾を作り終えました。

マアちゃんお手製の手榴弾を各自2つずつもち洞窟へ向かっていきました。

「おや、今日は2回もお客さんが来るなんて。何があってもここの森の力はいただいていくよ」

交渉できないかと思っていたタカちゃんでしたが、あきらめました。

そして手榴弾のピンを抜き安全装置に手をかけました。そして投げました。その手榴弾は狙いどうり魔法使いの近くで煙を上げ始めました。

しかし煙は広がることなく魔法使いの足元にとどまってます。

「私からしてみればそんなもの意味無いよ」

次にケンちゃんが壷に手榴弾を投げ込もうとします。

しかしそれも魔法でまるでケンちゃんの前に壁があるように、ケンちゃんの1mほど前で跳ねってきました。

「やばっ!」そういったケンちゃんでしたがその煙も足元にとどまっていました。

「煙が上がったらこっちまであんたたちが見えなくなるからね」魔法使いの仕業でした。

こうなると直接攻撃しか手がありません。みんな突っ込んでいきました。

魔法使いは少し嫌そうな顔を押してみんなの攻撃を裁いていました。

その隙にケンちゃんはこっそりと壷を取って外に出ようとしました。

それに気づいた魔法使いはケンちゃんを追いかけようとしましたがタカちゃんとマアちゃんに、こかされました。

動かなくなった魔法使いをみて驚きましたが生きはありました。

魔法使いを二人係で外に運び出しました。

そとでは空っぽになった壷を持ったケンちゃんがいました。

まさかこぼしてしまったのでは、と心配になったタカちゃんでしたが。

「太陽にさらしたら消えたんだよ。何でだろう」

そういわれて安心しました。

「黒魔法だったからじゃない? きっとそうよ、太陽の力で浄化されたの、でも全部悪いもので出来ていたから何にも無くなっちゃったのよ」

「じゃあその魔法使いもか?」

そういって魔法使いを見ると半透明になっていました、消えているのが分かりました。

皆で陰のあると頃に入りましたがとうとう魔法使いは消えてしまいました。

なんだか妙な空気が流れる中。

『よくもやってくれたな。お陰で姿を失ってしまっただろうが! こんな所もう2度とくるものか!』という酷く荒れた口調の魔法使い声がしました。

これで皆安心しました。もう森が魔法使いによって枯れてしまう事は無いのですから。


「マアちゃんはなんにも役にたたなかったな」とケンちゃんが行ったのですがそんなことはありませんでした。

なぜならあの手榴弾のお陰で魔法使いは動物には魔法をかけられないことに確信をもてたのですから。でもそれはタカちゃんは秘密にしてます。

特に理由はありませんでしたがなんとなく秘密にしたかったのです。


タカちゃん、ケンちゃん、マアちゃん。

今日も皆で大学に通います。学校のみんなが挨拶してくれます。

「高子ちゃんおはよう。」

タカちゃんも皆に挨拶をします。

CATION(つづりあってますよね?)

ネタバレを含みます。








童話にするつもりでしたが、叙述トリック&主人公に喋らせない をやってしまいました。


悪い性分ですよう。テヘっ☆ ←キモス!!

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