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義兄に恋してたら、男になっちゃった!? こじ恋はじめます  作者: 桜 こころ
【咲夜side】――決意

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第124話 いざ、恋のクリスマス決戦!①

「ずるいよ……咲夜は。

 そうやって、自分が傷つかないための予防線ばかり張って。

 だから、僕はそんなおまえに腹が立って、唯さんを君から奪おうとしたんだ。

 でも――やっぱり無理だった」


 流斗は、怒っているような、泣いているような……複雑な顔で笑った。


「いい加減、自分を守るのはやめろよ! 唯さんと向き合え!

 でないと、本当に手遅れになるぞ!」


 その叫びが、真っ直ぐに胸へ突き刺さる。


 そうだ、俺……ずっと唯から逃げてた。


 唯のためじゃない。自分のためだ。

 傷つきたくないから。


 唯に拒絶されるのが怖くて。

 だから、逃げたんだ。


 でも、それで唯を失ったとしたら?

 それでいいのか?


 ……嫌だ。絶対に嫌だ。


 俺は唯が好きだ。

 あいつを、失いたくない。


 決意を込めて、流斗をまっすぐ見つめ返した。


「流斗……ありがとう。俺、唯に想いを伝えるよ」


 その言葉に、流斗の口元がかすかにゆるむ。


「ふっ、本当に世話が焼けるんだから。

 でも、もしまた唯さんを傷つけるようなことがあれば、遠慮しないよ。

 今度こそ僕が唯さんを奪いにいくから。

 だから、そんなこと……させないでくれ」


 瞳には、ほんのりと涙が滲んでいた。


 その想いに応えるように、俺は強く頷いた。


「もうすぐ、クリスマスだろ? ちょうどいいんじゃないか?」


 流斗の言葉に背中を押されるように、心が決まった。


 ――クリスマスに、唯に伝えよう。


 もう逃げたりしない。

 自分の気持ちを、まっすぐに――伝えるんだ。


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