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義兄に恋してたら、男になっちゃった!? こじ恋はじめます  作者: 桜 こころ
衝撃の真実

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第110話 衝撃の告白。「君の母を殺したのは――」

「もし、この気持ちを唯が知ったら……気持ち悪いって思われて、二度と笑いかけてもらえなくなるんじゃないかって。怖かったんだ。

 だから無理にでも気持ちを押さえつけようとした。彼女を作れば忘れられるかもって思ったけど、無理だったよ」


 兄が苦笑いする。その笑みがどこか寂しげに見えた。


 思い返せば、兄には彼女が何人かいたけど、誰も長続きしなかった。

 加奈さん以外、私は一度も会ったことがない。

 ……そうか、全部、私から気持ちを逸らすためだったんだ。


「加奈のことも、悪かったと思ってる。結果的に、利用したみたいになったからな。

 でも、今回のこと。唯にあんなことしただろ。俺、どうしても許せなかった。

 唯を傷つけるやつとなんて、もう一緒にいられないって思った。

 それが別れた一番の理由だ」


 ふっと、兄の顔に影が差す。

 加奈さんを傷つけたことを悔やんでいるのが伝わってくる。


 気づけば、兄がまっすぐ私を見ていた。


「キスの意味……もうわかるよな?」


 その言葉に、胸が跳ねる。

 わかる。ここまで言われれば、私でも。

 でも、急すぎて。気持ちが追いつかない。


「そ、それは……えっと……」


 口ごもる私に、兄がはっきりと告げる。


「俺は唯が好きだ。誰よりも、ずっと。

 本当は流斗にだって渡したくない。他の誰のものにもなってほしくない」


 トクン、トクン。

 心臓の音が大きく響く。


 夢みたい。こんな日が来るなんて。

 こんな言葉を、兄から聞けるなんて――。


「私……私も――」


 言いかけた瞬間。


「待ってくれ」


 兄の声が私を遮った。


 さっきまでとは違う、張り詰めた表情。

 視線を伏せた兄の顔に、何か重たいものを感じる。


「……唯に、言っておくべきことがある」


 不安が胸をよぎる。

 何をそんなに思いつめてるの?


 そして、兄の口から衝撃の言葉が落ちた。


「唯の母親を殺したのは……俺の実の父親なんだ」


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