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肩凝り

 オータニは開幕前にワクチン接種を受けたらしい。それで調子が悪かったと。接種後に体調を崩して傷病リストに入る選手も結構いる。頑健なメジャーリーガーでさえこんな感じなのだし、老人たちはどうなのだろう。

燕が飛んでいるし鶯が鳴いている。でもまだ寒くて、炬燵をいまだに焚いている。ここは割と山の方なので、四月は結構寒いが五月になっているのにこんなのは初めてのような気がする。

 古本市行きたかったなあ。去年は一回だけ行ったけど雨で散々だった。お腹も壊して美味しいものも食べられなかった。今年の夏はやるのかな。まだ収束はしていなかろうが。

 肩凝りが激しいので、ビタミンビーワン、ビースィックス、ビートウェルヴ製剤を買って飲んだがあまり効いているような気がしない。それどころか、昼食後ものすごくだるくなった。仕方ないので夜の顧客をキャンセルした。ステーキを買ってあったが、重たくて食べる気がしない。冷奴などを食して寝た。

 夢の話。高校生が帰ろうとしている。学校の職員室だろうか。私も高校生に若くなっていて、その高校生に声をかける。部室の鍵持ってるかい。いや、持ってないよ。じゃあ、持ってるから開けてあげるよ。とて、付いていって鍵を開ける。部室と言っているが、かなり広い空間で、普通の教室三つ分くらいある。恐らくここを、複数のクラブで共用しているのだろう。片づけてから帰るというので、私は一人で事務室のようなところに来る。公衆電話で、煙草を吸いながら電話をかけている高校生がいる。事務室も禁煙のはずなのだが、ある事務員が生徒と一緒にときどき吸っていた。私が部室に戻ろうとすると、その事務員が同じ方向に歩いてくるので、私は煙草臭いと呟いた。戻ってきた部室に、いくつかの団体がいた。どうやら鍵が開いていたので勝手に入ったらしい。朝までずっといるのなら鍵の管理は必要ないか。手前の集団は、姿が鹿に似た宇宙人の集まりで、鍵の概念すら持っていなかった。私はそのまま鍵を持ったまま帰る。

 また別の夢。役場のようなところの、入り口近くにパイプ机を並べて何かの支払いをしている。中年の係がいて、私がそれにお金を払うのだった。何のお金か分らない。端数の小銭を、ちょうどで払おうとして掌で数えていたのが途中で失敗して丸ごとトレイに落としてしまった。それを見た係員が、これはだめだと言って、紙幣で支払いお釣りをよこすことにした。しかし私はあくまで小銭を支払う気だったので、もう一度払おうと思ったのに、駄目だと言われる。怒った私は奥の窓口の方に行って大声で文句を言った。埒が明かないので、そのまま支払いをせずに帰った。その帰途で傘を忘れたことに気づいて、取りに帰るが傘立てにない。またしても奥に行って尋ねたら、忘れ物の傘をパックしたものを出してきてこの中に無いかと聞くが無い。いい傘だったのに。数千円を出して昨日買ったばかりで、今日下したところだったのだ。

 宿舎では、宿題のプリントをみんなで解いている。誰かがこのペースでは終らないと言い出した。私も、中学生か高校生に戻っていて、そうかなあ。もう数学はできたよと言ったら驚かれる。国語はやりかけたところで、英語はまだだったけれど、それらは比較的得意な教科だったので大丈夫だと思ったのだ。でも、みんなに言われると少し不安になった。

 バスに乗って移動する。乗客の中に片目だけ大きな子供がいる。私の知り合いで、私の部屋に来たがる。バスの一番後ろの席で昼寝をしていた。天窓のようなところで、外の空気に触れながら。その先に秘密の出口があってその奥に、私の部屋がある。さっき宿題をやっていた部屋にも似ている。その目は整形したのかと聞くとそうだという。眼だけではなくて全身だという。


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