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発音

 マスコミのカタカナ表記だとチェジマンという大リーガーがいるのだけれど、英語の実況を聞いていると、ジーマン・チョイと言っているように聞こえる。どちらが原語の発音に近いんだろうか。英語の実況は、スペイン語などでも文字でなく実際の発音に近い言い方をしているようだ。同じ綴りでも発音が違うこともある。恐らく本人に発音を確認してるんだろう。公式サイトでも発音が書かれていたりする。ショーヘイ・オータニなんかも、ちゃんと日本語の発音に近い。マスコミのカタカナ表記は、実際の発音からかけ離れていることがよくある。エンジェルスなんて書いてあるが、エンジョーズだよな。エルの発音を無理やりルと書くとしてもエンジョルズがギリギリ許せる。少なくとも、最後がスなんてありえない。中学でもそう習ったじゃないか。いまなら小学校でも習うのではないか。

 それにしても。今日も今日とて打たれてるな。もう、中途半端な投手は使わないで、若手を使って、その分の余った給料で一人でもエイスを取ってくればいいのに。まあでももう売り手かな。売れる選手がいないか。去年は、捕手や左の外野手を売ったのだっけ。今年も捕手は打撃が調子いいので売れそうだ。

 友人の家にいて、どこか食事に行こうかという算段をしていると、友人の知り合いが訪ねてくる。それは、直接会ったことはないが顔は知っている若手の作家だった。夢の中の話なので、私も同年配になっている。三十前後くらいか。私はこの人と同じ雑誌に載ったことがあるんです。

 夢の中でいつも、私の書いた小説が一度だけ商業誌に載ったことがあるという設定になっている。現実の世界でも、本当に一度載ったことがある気がすることがある。自分たちの出した同人誌なら何度も載っているが、他の人が出しているものなら一度載ったことがある気がする。いや、それも夢の中だったかもしれない。本格的な新人賞でなくても、読者の作品みたいなところにも何度か投稿したから、それに載ったように思いこんでいる。書評や、それこそ本当に読者の感想コーナーなら現実に載ったことはあるんだが、小説が載ったというのは噓の記憶に違いない。

 へえ、あなたも作家だったの。私の親ではなくて私の方ですよ。なぜか私の親が大作家ということになっている。想定されている大作家が誰かということはわかっている。その作家は先ごろその子供を亡くしていて、その子供は私より少し若い。つまり年齢的にはその作家の子供であってもおかしくないのだった。まあ、夢の中だから年齢なんてうろうろするのだけれど。精神的にもそうだということだろう。私はその作家の書いたものを、中高生のころ貪るように読んだ。

 あれ、これ読んでるの。と言って、私の持ってきていたハードカヴァーの分厚い小説を読み始めるが、読みにくいと言って、数ページずつ綴じを取り外しながら読んでいる。これも、その大作家と同年代の作家だ。私は逆に、その知人の持ってきていた本を読み始める。最初の章を読んだところで、書を措くと、どうだったと聞かれたので、おもしろいとこたえたら、そうかなあ。今、右や左なんて詰まらないのではないか。いや、右とか左とかそんな読み方はしていないな。それよりもっとギャグ的な。私は腹を立てるべきかどうか迷っていたが、その辺りで目を覚ました。覚醒後の感覚では怒るべきだったように思うのだが確信はない。

 住民税の通知が来た。やけに高い。所得自体は大して変わっていない。補助金も入れての話だけれど。抜いた収入はがくんと減っている。それなのに高くなっているのは税率が上がっているからだ。前にも書いたかもしれないが、貧乏人から搾り取るのはいい加減やめて。

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