72話 アスレチックウォールへ
「それじゃあ、リュウさんご所望のスイーツっ♡ストロベリーチョコチップソフトですっ♡」
と、俺の前に出されたのは、ソフトクリームラックに立てられた、ピンク色のソフトクリーム。
濃厚ミルクとストロベリーの果汁が混ざり合い、1cm角の果肉がゴロゴロと使われ、チョコチップがその甘味をより際立たせる一品!!
香ばしく焼き上げられたワッフルコーンとの相性も抜群だ!!
「ケ、ケーちゃん。良く俺の食べたいスイーツが分かったね?」
「はいっ♡頂上到達時に、食べたいスイーツが伝わってくるようになってるんですっ♡」
「なるほど。それじゃっ、いただきまぁすっ♪」
俺はソフトクリームを手に、カプッとひと口!
「んっ、、はぁ〜〜っ♡これは美味いっ♡ミルクとストロベリーとチョコチップ、互いを高め合ってこれ以上ない最高の味へと進化してるよーーっ♡」
「うふふっ♡気に入ってもらえたみたいで嬉しいですっ♡」
「コレを気に入らないって奴はいないよっ♡本当に美味すぎるよっ♡」
「ふふっ♡リュウさん、オッパイはお椀型鳩胸Cカップ桜色の小さめ輪と小さめボタンが好みなんですねっ♡」ポロンッ♡
「ブハッ!!か、完璧なオッパイだと思います〜っ♡はぁはぁっ♡」ボタボタボタ、、
「うふふっ♡早くリュウさん好みの女になって、お嫁さんにしてもらいますっ♡」
と、ケーは最終目標を告げてきた。
これ以上結婚する気はないのだが、完全に俺の好みになってしまったら、求婚を断るのは難しくなってくるよね、、。
対策を練っておく必要があるな。
「ふ〜っ♡後ひと口で完食だよ。これ、食べ終わった瞬間に、スタート地点に転移されるんだよね?」
「はいっ♡でも、リュウさんと離れるのは寂しいので、今回は食後のお茶まで終わったらにしますっ♡」
「それは良いねっ♪食べ終わった瞬間だと、少し忙しない感じだもん。ちょっとまったりしてからが良いよね〜っ♪」
「じゃあ、スイーツを食べてから休憩所を出ると、スタート地点に転移って事にしますか?」
「そうだね〜。登りきった達成感に浸っていたいし、お風呂で体を解してから戻るのも良いし、、。そうしよっか!」
「はいっ♡じ、じゃあ、、お背中お流ししますねっ♡」
「そう?俺だけそこまでしてもらうのもなんか悪いから、ケーちゃんの背中も洗ってあげるねっ♪」
「うふふっ♡おけけが無くなりましたっ♡丸見えが好みなんですねっ♡」
ふむ。もうね、何がキーワードなのか全く分からんっ!
気にするだけ無駄か、、。
いや?むしろ褒めまくって、早いとこ完成形にしてしまうか?
あ〜、でも最終目標がお嫁さんって言ってたからなぁ。
「ね、ねぇ?もし完成形になったら、なった瞬間に結婚したいって感じかな?」
「うふふっ♡それはそうですよっ♡でも、リュウさんにだって都合がありますもんねっ♡2〜3年なら待ちますよっ♡」
「ふむふむ!それなら何とかなるかもしれないね。さすがはケーちゃんだよっ♡」
「あっ、、声が幼くなりましたっ♡」
「うんうんっ♡良い声だねっ♡」
「うふふっ♡体が華奢になりましたよっ♡」
「良いね〜っ♡その華奢な体にCカップで、可愛いお尻が最っ高だねっ♡」
「今度は髪がっ♡」
と、俺は完成形を目指して褒めまくることにした。
ケーちゃんは徐々に変化を遂げていき、30分ほどで完全に俺好みの女になった。
髪は白金のサラッサラロングで、ついつい触りたくなるっ♡
パッチリ二重の大きな目に、長いまつ毛が色っぽい♡
小さめの綺麗なお鼻と、薄めだがそそられる魅力的な唇♡
スッと整った輪郭が、セクシーさを引き立てているねっ♡
身長140cmの華奢な体に、Cカップの超美麗完璧オッパイは柔らかさと弾力を兼ね備えているっ♡
くびれたウエストに可愛いお尻がプルンっ♡
無毛美白美肌はもちろんのこと、桜のお花は蕾だが目が離せない美しさ♡
細かい気配りが出来て、頑張り屋さんで、声まで可愛いときたら、俺好みだけど俺じゃなくても放っとかない!!!
マジ最高の女性ですわ〜っ♡
「うふふっ♡これが今のリュウさんの好みなんですねっ♡」
「うんっ♡ケーちゃん、マジ最高だよ〜っ♡」
「ありがとうございますっ♡もし好みが変わっても、また褒めてくれたら私も変わりますからねっ♡」
「そうなのっ!?」
「はいっ♡」
どうやらケーは、随時俺の好みに合わせて変化するようだ。
まだ6歳なんだから、この先好みに変化があるのは充分ありえると思う。
そこまで考えられたケーシステムという訳だ!
マジ最高の女性ですわ〜っ♡
「と、とにかくっ!悪いんだけど、2〜3年待っててね。その間にケーちゃんを迎えられるよう、環境を整えるからさっ?」
「は、はいっ♡リュウさんっ、愛してますっ♡」
「うんっ♡俺も愛してるよ、ケーちゃんっ♡」
互いに抱きしめ合い、約束の口づけを。
この後、お風呂で背中洗いっこしたり、和室でお茶を飲みながら将棋を指したりして過ごした。
そして俺は思う。、、完全に遅刻じゃね?
あっでも、タイムトラベル機能で5:12に戻れば〜、、って!それじゃあ、アルティメット初攻略が無かった事になっちゃうか!!
ちょっと確認してみよう!
「ケ、ケーちゃん?この世界のタイムトラベル機能は知ってるかな?」
「ふふっ♡大丈夫ですよっ♡アスレチックウォールは完全に私の領域ですっ♡タイムトラベルで戻っても、初攻略が消えたり、元の私に戻ったりしませんっ♡」
「おおっ♡さすがはケーちゃんだよーっ♡」
ガバッと抱きつき、その柔らかなオッパイに顔を埋める。
「うっふふっ♡よしよしですっ♡」
と言いながら、そっと抱きしめ返して、俺の頭を優しくなでなでしてくれるケーちゃん。
マジ最高だよ〜っ♡ここに移住しちゃおうかしらっ!?
「、、とは思ってみたものの、ちゃんと自分の世界で生きていかなきゃだよね。よしっ!戻るとするよっ!」
「はいっ、、また遊びに来て下さいねっ?」
「もちろんだよっ♡」
俺は休憩所から出る前に、再会の約束と、約束の口づけを再び交わした。
そして休憩所の玄関ドアを開け、一歩外に踏み出した瞬間、スタート地点へと送られた。
「はぁ〜っ、、良い女だった〜っ♡またすぐに遊びに来るぞっ!!」
「ありがとうございますっ♡待ってますねっ♡」
「おわっ!!びっ、びっくりしたーっ!!ケーちゃんっ、登場シーンの再現かな!?」
「うふふっ♡未来の旦那さんをお見送りしようと思って♡」
「そっかぁ♡それじゃあ、行ってきまぁすっ♡」
「はいっ♡いってらっしゃいっ♡」
チュッ♡っとほっぺにキスをしてもらい、アスレチックウォールを後にした。
・
・
・
管理者宅前に戻ると、メイド長とリーニャとニャーがジャレあっていた。
ふむ。どうせタイムトラベルで戻るんだから、俺も少し遊んでからにしようかな〜?
「おはよう、リーニャっ♪ニャーもっ♪」
「パパちゃんっ♡おはよーにゃ〜っ♡」
「ご主人っ、おはようでござるニャンっ♡」
「リュウ様。私も、娘希望でございますのでっ♡」
「そ、、そか。あっ、リーニャ!今、家の裏手にアスレチックウォールを作ってきたんだぁっ♪」
「わぁっ♡パパちゃんっ大好きニャーっ♡」ぴょんっ♡
「ほっ♪、、ありがとっ♡パパもリーニャちゃんが大好きだよぉ〜っ♡」
ジャンプで俺に抱きついてきたリーニャをしっかり抱きとめ、互いのホッペをスリスリしあう。
「ご主人は、リーニャに激甘でござるにゃむ〜。」
「ふふっ♪仕方ありませんよ、ニャー様。父親は可愛い娘になら、殺されても良いと思っているので。」
「そういうものでござるかにゃ〜、、。」
俺がリーニャとスキンシップを取っている横から、生暖かい視線を送ってくるメイド長とニャー。
「と、とりあえず、メイド長も俺のアイテムBOXの機能は聞いたんだよね?」
「え、ええ。しかし、時間を飛び越えるなど、聞いた事がございません。実際に体験してみない事には、半信半疑、、といったところでございます。」
「そうだよね〜。まぁ、もう遅刻確定してるから、1〜2時間遊んでから戻る事にするよ。信じるのはそれからで大丈夫だからさっ?」
「か、かしこまりました。では、皆様でアスレチックウォールを登りに参りますか?」
「行く行くにゃ〜んっ♡」
「はっ!拙者の俊敏な身のこなしを、ご主人にも見てもらうでござるニャーっ♪」
「私は下から見守ると致しましょう。」
「それじゃあ、レッツゴーっ♪」
皆でアスレチックウォールへと向かった。
恐らくまた、背後から急に声をかけてくるに違いない。
分かっていれば、驚かずに済むだろう。
「んっん〜っ♡」チュ〜ッペロペロペロッ♡
「んんっ!!?んん〜〜んっ♡」
ふむ。まさか突然、キスから始まるとは思ってもみなかったな。
おかげで驚いてしまったぞ!ま、まぁ、、良かったですがっ♡
「うふふっ♡また来てくれましたねっ♡皆さんも、よく来てくれましたっ♪」
「パパちゃんっ!!リーニャも今のしたいニャーっ!!」
「えっ!?し、仕方ないな〜っ♡おいでっ♡」
「はぁいっ♡パパちゃんっ大好きにゃっ♡」チュ〜〜ッペロペロペロペロッ♡
愛する娘からのお願いであれば、出来るだけ叶えてあげたいというのがパパの願い。
ましてや、そのお願いがパパにとってのご褒美ならば、躊躇する必要など皆無である!!、、と俺は考える。
俺はリーニャとも愛に満ちたキスを交わした。
さて、こうなってくると、どうなるのか読めた方も多いだろうが、、まぁその通りである。
既にニャーとメイド長とケーが、順番待ちの列を作っているのだ!!
ケーは2回目だけど、まぁ最高の女だから許してあげよう。
ザラザラ感のあるニャーの舌に驚きながらも、3人と熱いキスを交わした。
「さ、さて!ケーちゃんっ、説明をよろしくっ♪」
「はいっ♡、、こちらはロッククライミングを楽しむ、アスレチックウォールですっ♪ここでは魔法の使用は不可となっていますっ♪自分自身の力で登る楽しみを感じて下さいっ♪あっでも、翼で飛ぶのもナシですよっ♪理解不能な浮力が働いた時点で、キっツ〜〜〜イお仕置きが待ってますっ♪」
俺も初耳だが、まぁそうだろう。
魔法を使ったり翼で飛ぶのは、ロッククライミングを楽しむ気がないと思う。
ヒヤカシにはお仕置きを、、。という事のようだな。
ケーから色々な説明を受け、難易度を設定する事になった。
だが、一つ気になる事がありますな!
イージーに設定したら、他の皆もイージーでやるか、終わるまで待ってなきゃダメなんだろうか?
コレははっきりさせておかなきゃね!
「ねぇ?例えばリーニャがハードを選んだら、他の皆もハードにするしかないの?」
「いえいえっ♡500mある幅を、来てくれた人の数で分割するので、それぞれが好きな難易度で遊べますよっ♡」
「なるほど〜っ♡さすがはケーちゃんだねっ♡」
「うっふふっ♡リュウさんに、もっともっと好かれたいですからっ♡」
と、キャッキャうふふを楽しむ俺とケー。
だが!!この直後、俺に衝撃が走った!!!
まさか、、ね。




