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52話 翼は綺麗にしておこう




「こ、ここがリュウさんの家ですか、、。」


「うんっ♪なかなか良い感じでしょっ?」


「良い感じというか、、デカすぎないですか?」


「いやいやいやっ!!ちゃんと計算して作った結果、この大きさになったんだよ!?」


「え?作ったって、リュウさんがですか!?」


「ふっふっふ!その通りっ!!」


「え〜〜っ?本当ですか〜っ!?」


「ほ、本当だよっ!!ウっ、ウソじゃないよっ!?」


「ふふっ♡慌てたリュウさんも可愛すぎますねっ♡」


「あっ!慌てさせたかっただけか〜っ!?この〜っ!!」


こちょこちょこちょっ♪


「あははっ!くすぐったいですよーっ♡」


などと、家の前でイチャついていると、不意に玄関ドアが開いた。



「リュウ。遺言は?」シャキンッ


「ニ、ニコちゃんっ!?どうして家にっ!?」


「それが遺言か。」


ブンッ


「ひっ!!」


ピタッ


「ふふっ♡ビビったから許すっ♡」


「あ、ありがとね。それで、どうして、、って、なるほど!」


「ふっふ〜んっ♡ニコのオッパイもCカップに膨らんだっ♡」


「だねっ♡」


「えっと、リュウさん?この可愛い女の子は?」


「あ〜、、もう言っちゃうか!、、えっとね?彼女は俺の第一妃、ニコちゃんだよ!」


「え?だって、結婚は、、。」


「いや〜。お爺ちゃんが、俺は特別に6才で結婚できるようにって法改正したんだよ。」


「な、なるほどです。じゃあ、どうして私とは結婚してくれなかったんですか!?」


「えっとね?やっぱり自分の奥さん達に、確認してからじゃないとダメかなぁって。」


「、、達?」


「あ、うん。一応、ニコちゃん・チェリー・母さん・トラミの4人と結婚しております、はい。」


「ええーーーーっ!!?だって、6才ですよね!!?、、いや、童顔・幼児体型なだけで、本当は20才超えてたり、、?」


「いやいや。ちゃんと6才だよ。」


「、、リュウさん。早く結婚しましょう。」


「いや、だからね!?皆に確認してから、、


「ん。大丈夫っ♡オネーちゃん、ニコも飛びたいっ♡」ぴょんっ♡


「わっ、、と!えっ!?ニコさん、軽すぎませんか!!?」


「ま、まぁそういうのも含めて、ちゃんと説明しないとね。」


「オネーちゃん、早く早くっ♡」


「わ、分かりましたっ♡行きますよーっ!!」


ファサッファサッファサッ!!!

フワッ、、

ファサッファサッファサッファサッ、、


「おぉーーーっ♡オネーちゃんっ凄い凄いっ!!!リュウーーっ♡飛んでる〜っ!!!」


「ふふっ♡ニコさん、気に入ってくれました?」


「うんっ♡」


「またいつでも、飛んであげますねっ♡」


「うんっ♡オネーちゃん大好きっ♡」


「ありがとうございますっ♡私も大好きですよっ♡」


オネーちゃんはニコちゃんをお姫様抱っこしたまま、家の上空をゆっくり旋回飛行し、5分ほどしてから降りてきた。



「リュウっ♡どこでも良いから、オネーちゃんの事舐めてっ♡」


「えっ?」


「あ〜、、えっと。見て?俺の胸元に、4匹の可愛い可愛い猫のイラストが浮かび上がってるでしょ?」


「あっ、本当ですね。可愛いです〜っ♡」


「これは、ある一定以上の魔力を持った魔物が使う、夫婦の誓いっていうやつでね?どうやら俺も使えるみたいなんだ。ほら、睨み合ってる猫を真ん中で見守ってる王冠の猫がいるでしょ?それが俺のやつなんだ。」


「な、なるほどです。じゃあ、右のと左のと、、左の猫の後ろで寝っ転がってるのは?」


「右のがニコちゃん。左のがチェリー。寝転がってるのがトラミだね。」


「えっと、、つまり、ニコさん・チェリーさん・トラミさんは、、魔物なんですか!?」


「まぁそういう事だね。」


「、、ちなみに?」


「ニコちゃんがライオスキングで、チェリーとトラミがブラックタイガーだよ?」


「ええーーーーーーっ!!!?さ、災害指定されてる魔物じゃないですかっ!!!」


「ま、まぁそうなるね〜。」


「では、さっきニコさんが爪を出したり引っ込めたりしてたのは、ライオスキングだから出来たんですね。、、リュウさん。私は、○○○○○にお願いします!!!」


「えっと?それはどこの事なの?」


「ここですっ!!!」


オネーちゃんは再び生まれたままのお姿になり、アレをアレして指差して教えてくれた。



「さあっ!!お願いします!!!」


「わ、分かったけど、良いの?」


「はいっ!!お父さんがお母さんのココを、そうしてるの見たことありますからっ!!」


「そ、それじゃあ、、ペロリッ♡」


「ああんっ♡あっ、熱いです!!!焼けるようですっ!!!あぁーーーっ♡」


オネーちゃんは体を激しく震わせ、そのまま失神してしまった、、。


舐めた部分を確認してみると、可愛い可愛い王冠猫が、翼を広げた天使な猫ちゃんにお姫様抱っこされてるイラストが浮かび上がっていた。


、、どういう事だ?



「ニコちゃん。コレってどういう事なのかな?」


「ん。リュウはもう魔物。だから夫婦の誓いが使える。」


「ま、まぁ、、今さら魔物って言われても驚かないけどさ。、、ん?という事は!?」


「ん。オネーちゃんも魔物。だから、リュウの胸元のも1匹追加っ♡オネーちゃんの可愛すぎるっ♡」


「そ、そうだねっ♡」


俺の胸元を見てみると、王冠猫の上を天使猫が飛んでるイラストに変化していた。



「そういえば、初めてニコちゃんに夫婦の誓いを付けてもらった時、まだお互いにニコちゃん猫1匹しか居なかったけど、今はどうなってるの?」


「ふふっ♡」


微笑みながら自分の左手の甲を見せてきたニコちゃん。


王冠猫がニコちゃん猫をお姫様抱っこしているイラストに変化していた。



「なるほどねっ♡そういえば、俺は既に5人に夫婦の誓いを付けた事になってると思うんだけど、ニコちゃんも俺以外の人に付けられるの?」


「それは無理。役割が夫の方は複数付けられる。妻の方は1人だけ。」


「ふむふむ。じゃあ、俺が妻として付けたら、もう付けられなくなるって事かな?」


「それも無理。役割が1度でも決まったら、もう変えられない。」


「なるほどね〜。まぁ、とりあえず、全裸で玄関前に放置しておくのもまずいから、お風呂に入れて洗ってあげよっか!」


「うんっ!オネーちゃん、お漏らししてるから早く洗ってあげるっ!!」


「そうだねっ♪」


オネーちゃんが脱いだ服を回収し、3人でお風呂場へと転移した。


脱衣所で俺たちも服を脱いで、2人がかりでオネーちゃんを洗う。



「これ、1人じゃ無理だよね?」


「う、うん。翼、、デカすぎ。」


そう。オネーちゃんの翼はMAXに広げると、片方約1.8mあるのだ。


まぁそれくらいないと、空を自由に飛び回るほどの浮力は得られないんだろうが、洗うのは超不便だぞ!?


しかも!純白の羽根で汚れが目立つから、毎日綺麗にしないとカッコ悪い!!


う〜む。何か良い解決策はないだろうか、、。



「リュウっ!汚れない魔法を作れば?」


「それだっ!!」


俺はオネーちゃんの翼に、いつもピカピカ清潔魔法をかける。


イメージとしてはこうだ。

ホコリ・シミ・汚れ・バイ菌を100%カット!

雨に濡れて墜落なんて事がないように、光速速乾も付けておこう。

さらに、その日の気分によって、フローラル・ミント・バニラ・メープル・バラ・サクラの香りが選べるのも良いねっ♪


そして、常にサラサラ・フワフワ触感をキープっ!!


こんなとこかなっ♪



俺は魔力を手に集め、いつもピカピカ清潔魔法を形にするよう集中し、オネーちゃんの翼に解き放つ。


次の瞬間、フワッと優しい春の香りが広がった。


サクラの香りだ!


4月だからか、ランダムで選ばれたのかは分からないが、これは素晴らしい!!



「リュウっ!!翼にお湯かけても一瞬で乾くっ♪」


「うんうんっ♪バッチリだねっ!肌触りは〜、、おお〜っ♡こっちもバッチリ!!ずっと触ってたいね〜っ♡」


「うんっ♡」


俺とニコちゃんで、広げた翼の上に寝転がり、全身で最高の肌触りを堪能する。



「ふふっ♡2人とも、気に入ってくれたみたいで良かったですっ♡」


「あっ、オネーちゃん!あまりにも心地良い肌触りだから、ちょっと貸してもらってるよ〜っ♡」


「ニコも〜っ♡」


「良いですよっ♡、、それにしても、すごく良い香りがしますね〜っ♪」


「でしょ〜っ♪ちょっと、バニラの香りって思ってみて?」


「は、はい!、、あっ!!バニラの香りになりましたよっ♡」


「うん!今ね?オネーちゃんの翼に魔法をかけたんだっ♪」


オネーちゃんに清潔魔法の効果を説明した。



「凄いですっ!!私も、どうやって洗おうか少し悩んでたんですっ♡ありがとうございますっ♡」


「ふふっ♪どういたしましてっ♪さて、軽く温まったら、当初の目的に移るとするよ?」


「はいっ!!、、あっ、そういえば!!」


「ん?」


「、、わぁっ♡下腹部にまで広がってますっ♡」


「だね!パンツ履いても、天使の輪がはみ出ちゃうよね!」


「はいっ♡嬉しいですっ♡」


「良かったっ♪、、ほらっ、ニコちゃん?気持ちいいのは分かるけど、起きてっ?」


「ぅ、、うん。」


オネーちゃんの翼の上で寝に入る寸前のニコちゃんを起こし、湯船に浸かって体を温める。




「オネーちゃんはこれからが大変。」


「天使みたいだからですか?」


「それもある。でも、まずは力加減を覚えないと、殺戮(さつりく)天使になる。」


「そ、、そうですよね。既に2人も破裂させてしまいましたし、、。」


「ま、まぁまぁ!お爺ちゃんに話してから、少し練習してみよっ?」


「は、はいっ!!」


という事で、あまりゆっくりしてる時間はないね!


俺たちはお風呂から上がって、まずは母に話を聞く事にした。



しかし、力加減の練習かぁ。

どこでやろうかなぁ〜、、。と、悩んでみる俺なのであった、、。


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