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006話 ◇◆見捨ててもいいのに◆◇


「それでクロさん——どうするの?」


「助ける気なんてさらさらないけど、ちょっと様子を見たいかな」


「…ウソばっかり」


 アリサは、からかうように笑った。


「アリサ。 次、俺をからかったらテイムするからな!」


「えぇ。 いいわよ」


 アリサの頬がまた赤くなっていたが——相変わらず気付かない。


「アリサもう怪我だいぶ治ってるなら、空を飛ぶことは出来るか?」


「もちろん。 ただ傷の部分は触らないでね」


「あぁわかった」


「クロ様、私も一緒に行きます」


 フラワーがまっすぐと俺を見つめる。


「あぁ、落ちないように俺から離れるなよ」


「はいっ!」


バサバサッ


「ところで場所はわかるの? クロさん」


「あぁ。 パーティーの一人に幼馴染がいるんだ。 今でこそ仲が悪いけど、良かった頃にねネックレスを貰ったんだ」


 そう言うと——俺はネックレスを外し、空へ掲げた。

 すると一筋の光が浮かび上がった。


「これ同じネックレスのところを指すんだ。 もう捨てるつもりだったけど一応持ってて良かったかもな」


 俺は苦笑いをした。


◻︎


「ハァ、ハァ」


「くそっ、ここで死ぬのか」


「アーサーもう逃げよう。私が時間を稼ぐから」


「いや、そんなのダメだろ僕たちはパーティーなんだから」


「クロがあまりにも扱いが酷くて可哀想だったから、私もきつい言い方して抜けてもらったけど、ここで死ぬなら仲良くしておくべきだったかな」


 カレンは心の中でそう呟く。


「ガアアアアアアアア!」


 スノウ・ウルフが牙を剥き出しにし、でかい氷柱を作っている。


「ハァハァ。 まずい。 とどめをさす気だ。 僕はいいから皆逃げろ」


 意識がなくなりそうになりながら、アーサーが言う。


「ウオオオオオオオオアアアアアアアア!!」


 スノウ・ウルフが雄叫びを上げ4人は死を覚悟した。


「 複合スキル 魅了テイム 発動 」

 

 俺は両手で魅了とテイムを同時に——発動した。


--カッと淡い紫色の光がクロとスノウウルフを包んだ。


◻︎


「ペロペロ」


 スノウ・ウルフが俺のほっぺたを優しく舐めた。


「テイム成功だな。 男女関係なしに使えるならこれは相当便利なスキルなのかもしれない」


 今までメスや女にしか使用していなかった魅了——。

 俺は今回、オスにも通用する事を確認した。


「ふぅ。 ギリギリ間に合ったな。 アリサありがとうな」


「いえいえ。 お安い御用よ」


「皆のびちゃってますね。 クロ様どうしますか?」


「うーん、助けもそのうち来るだろうし。 アリサはもうこれ以上乗せて飛ぶのも無理だろう——安全なところに寝かせて俺たちは帰ろう」


 運び込まれる途中


「クロ・・? クロなの??」


 カレンが意識朦朧としながら尋ねる。

 顔がよく見えていない。

 俺は何も言わず、安全そうなところに運びその場を離れた——。








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