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059話 ◇◆解読◆◇


「た1や1た1ま1た1な2た4た1ま1た4、た3た1が2た1な5さ2ざ2わ3た1……?」


 フレイムは紙に穴が空く程、凝視している。


「わかんねぇ、俺こういうのーーだめなんだ」


 フレイムはため息をつく。


「いいか。 まずはこの文字を”あいうえお表”で考えてみるんだ」


 俺が隣で言った。


「なるほど。 た4だから……えっと。 た、ち、つ、て……」


 フレイムは暗号を言われた通りにしてみた。


「た や た ま た に て た ま て 、 つ た ぎ た の し じ を た」

 

「そうそう」


「言われた通りしてみたけどわかんねぇよ」


「さっき落とし穴に嵌まりそうになってたからーーフレイムは気付いてなかったと思うが、ヒントがあったよ」


「本当か? 看板みたいなのも無かったし。 全然気づかなかったぞ」


「あぁ、動物がいた」


「動物? それのどこがヒントなんだよ」


「さっきの途中まで解いてた暗号ーー不自然に多い文字が存在するだろ?」


「あっ」


「ちなみに、さっきいた動物は狸だよ」


「た抜きか!」


「や ま に て ま て 、 つ ぎ の し じ を」


 フレイムはやっと気付いたようだ。


「山にて待て、次の指示を!」


 フレイムは、目を見開き答える。


「フレイムも分かったみたいだね。 この近くの山を探してみたけど一つしかなかった。 あそこの山で間違いないよ。 急ごう」


--グルルルル


「お、モンスターがいるぞ?」


「ここは俺が——」


「クッちゃん下がってていいよ」


 そう言うとフレイムは思いっきり息を吸い込み——。

 --ボオオオオオオ

 炎のブレスを吹き、モンスターを炎が包み込んでいく。

 かなりの高火力のブレスを吹いたのだろう。

 辺り一面焼け野原である。

 どうやら加減というものを知らないらしい…。


「誰も巻き込まれてないといいが……」


 とクロは心の中で呟いた。

 そしてその後も先を進み目の前には大きな山がある。


「あれ? 俺たち一番早かったのか?」


「どうだろうな、何処かに隠れてる気配はなさそうだけど」


 その後1人だけ参加者がいた。

 あの小さな少年である。


「君達がここに辿りつけるなんてね」


「あぁ、ヒントがあったからね」


「ヒント? そんなの何処にあったの?」


「動物がいたよ」


「あぁ……狸がいたのか。 それ……たまたまだと思うよ。 あの人、前回もノーヒントだったし」


「おいおい、あれヒントじゃ無かったみたいだぞ」


 フレイムは俺の頬を笑いながら突く。


「そんなの、分からないだろ? 此処に着けたのだからいいじゃないか」


 恥ずかしいからさっきの時間まで戻ってくれ。

 切に願う俺であった。


「それにしても、君凄いね」


「なんでだ?」


「これ初挑戦の人は大概落ちるんだよね。 その中で君達はすぐにゴールした。 なんなら僕よりも早くね」


「?」


 俺は不思議に思った。

 もし、すぐに分からなかったとしても、たまたまここに着いたり、時間をかけて考えれば解けるだろうと俺は思った。


「まぁ、もうすぐわかるよ」


 見間違いかと思ったが、少年は笑いながら言った。



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