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013話 ◇◆上書きされた魔法陣◆◇



「ハオとか言う男のスキルはこういうものか。 これも後で試してみよう」


「そういえばクロ様、先程書き換えた魔法陣そろそろ、発動する頃では?」


「そういえばそうだったな。 アリサあと20秒後にここに極大魔法を——面白いものが見れるぞ」


「わかったわ」


--ゴロゴロゴロゴロ


 雷雲を呼ぶアリサ。


「あの魔法陣って結局何なんですか?」


「もう少ししてればわかる」


18、19……20


--シュン


「このスカイって島本当に財宝揃ってるし。 生贄になりそうなやつ多いし。 大量だぜ! これは今後の仕事が捗るな!!」


——大柄の男が財宝を腕いっぱいに持って突然現れた。


--バリバリバリバリバリッ


「あべべべべべべべべ なんだぁ? 突然雷が降ってきやがった。 それに ここはどこだぁぁぁ?」


「え?何が起きたの?」


ビックリするアリサとビート。


「どういうことですか?クロ様」


「さっきの魔法陣に血を混ぜて書き換えてただろ。 一度目に魔法陣を描いた術者を——俺のところに瞬間移動させる魔法陣を描いた」


「そんなとんでもない魔法陣あんな簡単にできるんですか?」


「ばか! 俺の体力が100分の1減ったんだぞ」


「クロさんの方が規格外のバカよ」


 アリサがぽそっと呟く。


「そういえばフラワーは?」


「あぁ クロさんが言ってたものを探してるわよ? 街の住人以外にも探し物させてたんでしょ?」


「本当はそれ目的で来たんだけど、あの街の状態だと探すの時間かかりそうだな」


「クロ様ー!」


「フラワー、土だらけじゃないか」


「言ってた品物——これで間違い無いですか?」


フラワーはきれいな短剣を持っていた。


「そうそう。 これ家宝で成人式の時に頂いたんだけどね。 俺、短剣使いとかじゃなくてジョブが運び屋だったから」


「家においてたのねクロさん」


「そうだ、フラワーのスキルに短剣の心得があったから、自己防衛出来るように取りに来たんだ」


 フラワーの短剣を俺が手に取り——


「スキル 付加魔法(エンチャント) 発動」


「フラワー。 君の気をこれに流し込んでごらん」


 俺はフラワーに短剣を返した。


--コォォォォ


「はああ!」


 フラワーの持つ短剣が眩い光で包まれる。


『フラワーさんの所持している、短剣が光の真短剣へと進化しました』


「おおお!きれいです!クロ様」


「クロさんエンチェントいつ覚えたの?」


「あぁ、ついさっき覚えたんだ」


 もちろんこれは、複製によるスキルである。

 ハオという男の持っているスキルを早速試したのだ。


 変化能力【Lv10】

 付加能力【Lv10】


「まぁ変化の方は試すまでも無いか——さっきの大柄の男は縛って連れて行く。スカイに人質がいるらしいからね」


「はい、クロ様」


「そうね急ぎましょ」



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