第2章 仕事に全力出す騎士のプライベートは、肉食系であることが多い③
多分昼か夜に書き直すか追加で書きます。残業でここまでしか書けませんでしたっ!!
「待たせたな、坂本殿」
メリアさんが現れた訳だが、なんだが気まずそうな顔をしている。
「メリアさん、なぜこんなことになってしまったんでしょうか。今日は一緒に乗馬体験を行わせて頂けれと思っていたのですが。」
「すまぬ、坂本殿。この度は周りの兵士が浮足立ってしまったためにこのような事件となってしまった。本当に申し訳ない。」
そう言ってメリアさんが深々と謝罪をする。
偽りの言葉がないのがよく分るほどの謝罪振りであり、俺自身も落ち着きを取り戻した。
「とりあえず、どうでしょう?当初の目的通り二人で乗馬を行うというのは」
「そうしたいのは山々だが、周りが許してくれなくてな。」
周りを見たところ、兵士たちが俺とメリアさんを凄い顔でにらんでいることは分かるが、それ以上は鎧のため判断できない。
「隊長はなぜ男性の方をこちらにお呼びになられたのでしょうか。」
「なぜ隊長だけがこのような甘い展開が。」
「そういった抜け駆けをするのはおかしいのでは、これは信任問題として軍法会議にかけるのがいいだろう」
「「「それがいい」」」
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周囲の兵士たちがなぜかメリアさんを弾劾する計画を立てて盛り上げている中、俺にメリアさんが小声で話しかけてきた。
「いったん別室で部下と会議を行うので、その後にゆっくり話をさせて頂けますでしょうか。その際にこのようなことになった理由もお話させて頂きます。」
そういったメリアさんが部下たちを連れて別室へ移動していった。
とりあえず詰所に私一人という状況だが、ここで逃げ出したところで何も得ることもなく、メリアさんとせっかくあったのに話もできずさようならではモヤモヤが抜けない。
悶々とした状態で待っていたところ、鎧姿から私服姿に着替えたメリアさんとその後ろに女性の方々5名ほどが扉から入って来た。
「「「「さぁ、デートをしましょう!!」」」」
ハーレム・・・だと・・・??