第2章 仕事に全力出す騎士のプライベートは、肉食系であることが多い
とりあえず1日に2話掲載できるタイミングでゴブリン編の別視点を上げる予定ですので週末までお待ちいただければと思います。そして、またまた評価していただいた方、本当にありがとうございます!!
こんな拙いとかそういう次元を飛び越した文を評価していただき本当にありがとうございます・・・
おぉー!!ゴーフルさんには差し障りのない感謝のメッセージを返すとして、メリアさんのプロフィールをチェックだっ!!
年齢は24歳で趣味は乗馬!?特技はマラソンと・・・現代社会で乗馬が趣味なほどの方が出会い系アプリを行っているというのはどういうことなのだろうか。
顔写真を確認すると、そこにはパーマを加えたサイドテールの凛々しい顔の女性が写っていた。
友人に無理やり取られた写真なのだろうか、苦々しい笑顔が非常に・・・えっちです。
だがしかし、壁地市の女性はきれいな方が多くないか・・・?ゴーフルさんは存在が非日常であることを除けばいい子だったし、このメリアさんはぱっと見普通の女の子に見えるので何とかなるだろう。
早速メリアさんにメッセージを送ることにしてみた。
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宛先:メリアさん
内容:初めまして、メリアさんのような御綺麗な方からメッセージを頂けるとは感謝の至りです。
乗馬が趣味と書かれておりましたが、壁地市ではそのような施設があることに驚いてしまいました。
私は乗馬などは経験が無いので、後学の為にもよろしければご教授いただければ幸いです。
何分壁地市のことはまだ詳しくないため、この出会いを切っ掛けに様々なことを学ばせて頂ければと思います。
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とりあえずこんなものでいいだろう。
最初にメリアさんから来たメッセージの硬さを考えれば、大体このくらいの言葉遣いで返すのが丁度いいはずだと長年の経験が告げている。
しかし、趣味が乗馬だとすると貴族のご令嬢みたいな感じだったりして・・・夢が広がっていく。
メッセージを送信し、一息ついた瞬間にメッセージの返信が返って来た。メリアさんからである。
この返信速度、もしかしてこの子もヤバい奴ではないだろうか・・・まぁとりあえず内容を見てみよう。
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宛先:坂本さん
内容:こちらこそ文に返信頂き嬉しい限りだ。
壁地市から西に進んで15分ほどの所にそういった宿舎があり、そこで馬の世話をしつつ乗馬を行っているのだ。
私が坂本殿の手伝いができるのであればこちらとしても願ってもない限りである。
空いている時間をお教え頂ければこちらも調整してみようと思う。その時には是非とも様々な話をさせて頂ければと思っている。これからもよろしくお願い申し上げる。
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やはり硬いっ!だがしかしそれはそれでいいと思ってしまう俺がいる。
壁地の近くで宿舎がある・・・牧場かな?そう考えれば何の違和感もないし、これが正解のような気がする。
このままメリアさんとのやり取りが続き、今週末にメリアさんの働いている牧場(勝手にそう思っている)へ伺うことになった。