第7章 異世界なんだから、テンプレ異世界で冒険しても良いでしょう②
遂に50話まで来てしまいました!!こんな駄文、正直アクセス数10人とかだと思ってましたが意外と見て頂き本当に感謝しかありません。
何だかんだ続けていられるのは、毎日読んでくださったり、ブクマしてくださったりして頂けるからです!特に返せるものはないですが、とりあえず続く限りは書き続けていきたいと思います。
無事ギルドで食事を食べるというテンプレ行動を遂にできたが、受付のディートさんと二人で飲んでいると他の冒険者と他受付の方からの視線がかなりきついものがある。
ここは大人の懐を見せておこうと、全員に酒をおごってあげた。この世界の酒はまだ葡萄酒がメインな様だ。かなり雑味と渋みがあるが一気に飲む分には悪くない気分になるのは多少加水しているからなのだろうか。
「今日はみんなで飲んでくれっ!俺は坂本っていう新参者だっ!これから色々よろしく頼むっ!じゃあ乾杯っ!!」
「「「おぉー!!乾杯っ!!」」」」
その後はギルド内みんなで暴れまわりつつ朝まで飲み続けた。絶対に分からないだろうが、いろんな曲を大声で歌いながらみんなで遊んでいた。
翌朝になり、再度冒険者ギルドに伺うと比較的穏やかに俺を迎えてくれた。
そして昨夜にみんなで話をしていた、初心者ダンジョンに参加する資格をしれっともらっていたので、その許可証をディートさんから受け取りに来た。
「すいません、初心者ダンジョン参加許可証を頂きたかったんですがよろしいでしょうか??」
すると受付の奥からディートさんが現れて許可証と、大き目の袋を渡された。
「はぁ、本当に行くんですか・・・こちらが許可証になります。それとその格好で行ったら何が起きても大けがするんでこの装備は来て行ってください。」
そう言って渡されたのが皮鎧とブーツと手袋、そして片手剣とヘルメットであった。
確かに現代一般人の格好じゃどうにもならなさそうなので装備させてもらう。
「こんな準備までしていただき、本当にありがとうございます!!いつか必ずこのご恩は返させて頂きますっ!」
そういうとはにかんだ顔をしながら、ディートさんが「そんなことより生きて帰ってきてくださいね。」という至極現実味のある回答をしてくれた。
とりあえず装備は整ってきたし、昨日約束した初心者ダンジョンに参加するパーティのもとへ駆けつける。
「お、マッチがやっと来てくれたっ!初心者丸出しの格好だけどまぁいいだろう。とりあえず今日はお前を含めて4人チームで初心者ダンジョンの1層を探索してもらう。
出発する前に必ず自己紹介を済ませておくんだぞ。いざという時に名前も知らないじゃ笑えんからな。」
そう言ってリーダーっぽい男の子がメンバーに語り掛ける。
そして昨日の夜に余興で指から小さい火を起こした(全力)おかげでマッチというあだ名になってしまったのだ。
そうして初心者ダンジョン入り口で4人の自己紹介タイムが始まった。
ようやっと次から題名通りの探検ができそうですね・・・




