第7章 異世界なんだから、テンプレ異世界で出会いを探しても良いでしょう③
すみません・・・今日の分投稿していないことに気づきましたので(21:49)急いで書いております・・・ホント申し訳ないです。。。
物語で良く見るのは、ここで演技をして知らないうちに大物になっていく成り上がり展開というのが王道ではあるが、そんなしょうもない展開にはしたくないので正直に話をすることにした。
「申し訳ありません、本当は待ち合わせの時間が待ち遠しくて、お邪魔してしまった坂本です。入口のおじ様にコチラを案内されたのでお伺いいたしました。」
そう話をするとディートさんが納得の言った様な顔と、少し恥ずかしそうな顔を合わせたような表情になっていた。
「なるほど、そう言った事ですか。あまり見た事のない服装だったのでもしやとは思っておりましたが、そんなに早く来ていただけるのは少しうれしい気持ちになります。」
そういって手を差し出してくれたのでその手を受け取る。
この世界でも握手があることに少し感動しつつも、比較的穏やかなファーストインプレッションとなった。
「せっかく来ていただいたんですし、形だけでも冒険者登録でもしてみます?」
そういって笑いながら冗談を言ってくれたディートさんに心の底から感謝しつつも、冷静を保ちながら「いいっすね!」と返しておいた。
言っておくが決して誰にもバレテいないはずだ。テンションも上がっていない筈だ。
「あ、どうぞこちらに記入して頂いた後にこの板に手のひらを置いて頂くと登録完了になりますよ。」
少しだけ引いているが案内証を出してくれるディートさんだが、大きすぎる問題に直面した。
え、字が読めないんですけど。これはどうすりゃいいんだろ。
今まで異世界で問題なく会話が通じていたから当然字も読めると思っていたがいきなりつまずいてしまった。
そして用紙とにらめっこしている俺をみて申し訳なさそうに説明してくれるディートさん。その優しさが心に響くんです・・・