第5章 先輩の意中の方との仲を繋げるために頑張ると本当にろくな展開にならない
これは過去の話である。魔王様が人間の恋愛関係を見たいのことでこのような展開になってしまった。
変な台に寝た状態で呪文を受けることになった。
「これで徐々に昔の記憶がのぞけるようになるはずだ。これで面白い記憶をみんなとみることができるのだ。」
最近魔王様の口調が崩れてる気がするのは気のせいだろうか。まぁ散々無礼をかました俺が言える立場ではないので我慢することにする。
とりあえず目の前の機械で変な記憶が見られないことをひたすら祈る。
そうするととある画面が見えてくる・・・これは俺が前の事務所にいた時の記憶だろうか・・・
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
「初めまして!今月よりこの事務所に移動となりました庶務の珠見紗菜と申します!よろしくお願いします!」
そう挨拶をする方は庶務の紗菜さん。先輩はさなさんに一目ぼれしたらしく、時間が止まったかの表情で止まっている。
その後庶務さんが、先輩に向かって車の話をして盛り上がっている。なぜこの庶務は先輩が車好きなのかを知ってるか気になったが、とりあえず仲が良さそうなので穏便に食事を祈った。
しばらくすると先輩がより仲良くなるために、俺に手伝ってくれるよう要請が入った。
思えばここから会社の不和及び俺自身が壁地市に異動するきっかけになった出来事が起き始める・・・




