第1章 実際に出会ったらゴブリンだったとか笑い話であるけど、本人はつらいと思う②
ついに来たメッセージに思わず涙が溢れてきた・・・
壁地市には出会いなど存在しないのではないかという疑念は過ぎ去って、本当に良かったと神に感謝したい。無宗教だけども。
まずはお相手の確認だっ!という事で、ゴーフルさんのプロフィールを確認する。
年齢は25歳でスポーツが趣味、特技は料理との事。
そして趣味のお陰か、写真はタンクトップのようなものを着てピースしている写真である。
女性の象徴も程々の大きさであり、凛々しい顔にショートという非常に活発な雰囲気が漂っている。ふーん、エッチじゃん。
ただ、お祭り中の写真なのか緑色のペイントを身体に塗っているのは何だろうか。壁地市にはそんな不思議な祭りが有るのだろうか??
まぁそれよりも出会いが大事なのでなんとかやり取りを続けなくては。
基本的に挨拶からの食事の約束まではテンプレートの流れでつつがなく進んだが、ゴーフルさんは
「私の家にある庭でバーベキューをするのはどうですか?」という爆弾を投げ込んできたのである。
いきなり実家!?初対面というスリルに実家もプラスというダ◯ハードな展開・・・だが悪くない、私の危機回避スキルEXは伊達ではないことを見せつけてやる。
「お誘い頂けるのであれば、是非喜んで!」
とにこやかに返信し、来週末にバーベキューを行うことが決まった。