表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出会異世界系アプリ  作者: もりこー
24/56

第3章 オフ会などの集いに誘われたら、周囲の物やその人の持ち物を確認してみよう-⑥?

 いずるさんがさとし君に、何か呪文を唱えている。


 「ちちんぷいぷい~♪」


 呪文のセンス古っ!!いずるさんの実年齢が気になるわ。

 そしてその古臭い呪文でさとし君が宙に浮いてる!え、実際はそれっぽい呪文じゃなくても発動するんだなぁ・・・


 「飛んでるっ!すっ」


 ああぁ!さとし君が浮いたまま天井に突っ込んでしまった。上半身が天井に埋まったさとし君を皆が何とも言えない表情で見ていた。


 「おい!俺のかわいい弟を謎のモニュメントに変形させて、ファンタジー感を出しているつもりなのか?そういう性格が自身の心と顔のそこかしこに皺を生むんだぞ。鏡をよく見てみるんだな。」


 流石に兄として怒りをあらわにするたかしだったが、鏡をいずるさんに向けようとした瞬間、身体が急上昇して弟と同系のモニュメントになった。



 ・・・なんで??失言が多すぎたからか、もしくはヴァンパイアみたいに鏡に映らないのがショックだからとかなのだろうか。


 「まぁまぁ、いずるさんも落ち着いてくださいよ。ファンタジー住人であることを証明する前に敵として認識されてしまいますから。」


 そう注意すると少しだけ頬を赤くしつついずるさんが笑っていた。

 

 「久しぶりに力を使ったものなので加減が難しいんです。あの口うるさいのはどうでもいいとして、弟君には悪いことをしちゃったわ。うっかりの巻って奴ね。」


 ・・・たかしのやつも随分嫌われたもんだなぁ。だがしかし、それ以上にツッコミたい。





 「いずるさん一体何歳だよ!!このご時世でちちんぷいぷいとか何とかの巻って、やばすぎるわ!!昭和時代じゃないっすか!絶対に50は超えてr」




 モニュメントが3つ出来上がったことは言うまでもないだろう。悪魔であろうが年齢の話を女性にするのはタブーだったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ