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羽川 ミカサの「あ、りとる」
君たち、脳みそにシワある?
もしかして、ばか?
いちど聴いたらわかるでしょう。
覚えられないなら覚える努力をしなさいよ。
あたし?
羽川 ミカサ、
あたしのことは、どうでもいいのよ。
でも、
よーく、
考えてみてね?
騙されないように。
騙されないように。
何度も何度も考えてみて?
酸いも甘いも、裏も表も、あるからね?
よーく、よーく、考えてみてね?
彼女が、君たちに、
なにを残してくれたのか、わかるまで。
わからないのなら、わからせてあげる。
この街を、めっちゃクチャにしてもね。
私はあらたに彼女に作られ直されたようなもの。
きっと、彼女がここにいれば
しただろうことをしているだけ。
だから逆に、何でもできちゃう。
だから逆に、ちょっと過激なのかもね?
憎んでくれてもいいのよ、全然構わない。
それは彼女の想いに、
織り込み済みのやつだから。
えッ?彼女が好きなのかって?
────あ、りとる