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アリとキリギリス

今は昔

東の方向にある裕福な国にキリギリスが居ました



来る日も来る日も葉っぱの上で楽器を鳴らしていました

その音は聴いたものの心地を良くさせる程の音楽でした




葉っぱの下ではアリ達が冬に向けての蓄えをしていました




ある日の事

キリギリスの鳴らす楽器の音を女王アリが聴き

アリたちに言いました




『これは素晴らしい音色だ

このまま、冬が越せずに死なせてしまうにはしのびない

是非ともこのキリギリスを冬の間音楽家として迎えよう』




キリギリスは音楽家として女王アリに向いいれられて

冬を越すことができました




今は昔

西の方向にある貧しい国にキリギリスが居ました



来る日も来る日も葉っぱの上で楽器を鳴らしていました

その音は聴いたもを幸せにさせる程の音楽でした




ある日の事

キリギリスの鳴らす楽器の音を女王アリが聴き

アリたちに言いました




『冬の蓄えもせずに

楽器を鳴らしているとは

確かに良い音色だが

冬を越すことはできないだろう

お前達はせっせと冬を越す準備をするように』




キリギリスは冬を越すことがでずに死んでしまいました



今は昔

南の方向にあるイライラの募る国にキリギリスが居ました



来る日も来る日も葉っぱの上で楽器を鳴らしていました

その音は聴いたもは極楽浄土に上る思いをさせる程の音楽でした




ある日の事

キリギリスの鳴らす楽器の音を女王アリが聴き

アリたちに言いました




『耳障りな音楽だ

兵隊をもって之を殺して来い』




キリギリスは抵抗しましたがアリの兵隊に殺されて死んでしまいました

アリたちもキリギリスの抵抗で被害をうけ

冬を越すことのできるほどの蓄えを得れず

皆死んでしまいました

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