ふりつもる
カラン。
キラキラキラキラした宝石が落ちて来た様な音がする。あ、まただ。あの人に会うたびに、話をするたびに降り、積もっていく。この綺麗なものはなんだろう、と胸に手を当ててみた。赤、群青、透明、何層にもグラデーションがかかった黄色、一つずつ色も違うし形も違った。こんなにも輝いているからと、人に自慢するのが勿体無くて仕舞い込んで大切に集めたそれに名前があるのだろうか。あの人が笑った。また一つ、オレンジが増えた。次は何色だろう、とあの人に想いを馳せる。
カラン。
キラキラキラキラした宝石が落ちて来た様な音がする。あ、まただ。あの人に会うたびに、話をするたびに降り、積もっていく。この綺麗なものはなんだろう、と胸に手を当ててみた。赤、群青、透明、何層にもグラデーションがかかった黄色、一つずつ色も違うし形も違った。こんなにも輝いているからと、人に自慢するのが勿体無くて仕舞い込んで大切に集めたそれに名前があるのだろうか。あの人が笑った。また一つ、オレンジが増えた。次は何色だろう、とあの人に想いを馳せる。
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