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アホ毛勇者の神様退治  作者: くくゐ
壱の章 炎の騎士
5/14

第4話 異世界と騎士団と

 

 ――― 何処ここはだ? ―――


 確か俺は魔王に……


 ―――異世界?



 いやいや、真っ暗すぎだろ

 何も見えないし


 …そういや、魔王がなんか言ってたような……



 『―――神の暴走が続くと近い未来、今度は海が消え、大地は崩れ、世界は崩壊するだろう――」


 

 つまり、もう世界は無い……っ!?

 

 いやいやいやいやいy


 召喚直後、世界が崩壊☆


 とか、冗談じゃねぇよ!?



 「―――ぃ……ぉ………ぉい…」



 ん?声がするし…

 あ、あーー……

 能力や異世界もろもろの情報が流れ込んできて、

 余りの頭痛に気を失った的な?


 ……とりあえず鍛える?いや、無理だな



 

  ◆




 「おい、大丈夫か?おいっ!」



 駄目だ。全然起きない……


 私が街の周囲を見回りしているとき、

 一瞬、魔方陣か何かが見えたんだが…



 「ん……ぅ……」



 なんだこの状況は?


 いや、今はそんな事どうでもいい

 とりあえずはこの人を運ばなくては…



 「き、綺麗だ……」



 はっ!?

 な、何を呟いているんだ私!?

 べ、別に見とれていない!私はただ……


 ち、チラッ


 断じてそういう趣味はない!!

 それに寝込みを襲うとか…

 ここは助けて恩を……



 ………落ち着こう。


 こんな事で慌てるなど、騎士団としての恥!

 冷静に対応。Coolになれ私!


 平常心、平常心……
























 ……ちょ、ちょっとだけなら…おk?



 「う、うぅ~……」



 はっ!?

 また私!?

 騎士団が犯罪者予備軍とか洒落にならない!!

 ご、誤解なんだ!



 「私にそんな趣味は無く、ただ『綺麗だなぁ』とか『ちょっとだけ突っついても…』とかを思っていただけで―――」



 「んぅ……っん?」



 「えっ………」



 「………え?」



 私は平常心と言う物を学ばなくてはいけないようだ。

 とりあえず、自重しよう…




  ◇




 どうする?

 起きたわいいが、この状況

 非常に気まずいでごじゃる……



 「え………」



 「………え?」



 ごめん 意味わかんねぇや


 会って2秒で以心伝心?

 無茶言うな

 俺にどうしろと……


 こ、ここは一般的に―――



 「え、えぇ~と………どちら様でしょうか?」



 あれ?

 こういう時って俺から名乗るんだっけ?

 呆れられたか~?


 『あ゛ぁ?常識がなってねぇ!!』


 で、平手打ちですね 分かります


 ……いや、マジで勘弁してくださいよぉ…

 まだ、この世界に来て30分も経ってないと思うんですよ…

 勘弁してくだs―――



 「私は王国軍騎士団、火紋の隊副団長。エリア・リュ―ゼだ」



 あ、総スルーですね?

 

 いや、流石に脳内のボケですもんね 分からなくて当然ですよね…

 うん… 強く生きよう


 父さん、母さん。俺、(精神(メンタル)的に)強く生きるよ!


 

 って、今はそれどころじゃないな。


 とりあえず今は…

 今は……



 ナニヲスレバイイノ?



 もももも、もちつけ俺!


 こういう状況は考えるより動け!

 体が動くパターンだ!

 ほら、3秒数えてごらん?


 3……



 2……



 1……




















 ぐぅぅぅうううう~




 「ご飯……くれませんか?」



 3秒ドンピシャでお腹がなり、

 なんともいえない空気の中、俺の異世界生活が始まろうとしていた




 

 2/15 修正完了 主に文。内容に変化は余りなし。付けたしが多い

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