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第2話 普通の高校生と魔法少女について

前回のあらすじ

普通の高校生、姫本さくらは路地裏の奥で

ピンチになっていたリインフォースという

魔法少女を助ける為に自身も魔法少女に変身する、魔法少女に変身したさくらは、リインフォースと協力してネガと呼ばれるスライム状の物体を倒した。その後、疲労で眠ったリインフォースを彼女の家族、天野レイと共に

彼女達の家に向かった。

さくら「レイ様が駆けつけてくださった時、強く当たってしまい、ごめんなさい」

レイ「気にしないで、それよりも、リイン

フォースを助けてくれてありがとう、

さくらさん」

さくら「どういたしまして…」



レイ「着いたよ、ここが僕達の家さ」

さくら (とっても大きなお屋敷)

レイが紹介した家は物語に出てくるような

立派な屋敷だった。

レイ「さあ、どうぞ中に」

さくら「お、お邪魔しますわ」

レイ「僕はリインフォースを寝室に寝かせてくるから、さくらさんは変身を解除して、待ってて」

さくら「レイ様、どうやったら変身を解除出来ますの?」

レイ「それなら、腕輪を外せば解除出来るよ」

さくら「ありがとうございます」

さくらが腕輪を外すと、光に包まれその中から制服姿のさくらが現れた。

さくら「本当に戻りましたわ」

変身解除を見届けたレイはリインフォースを寝室に連れて行った。

さくら (外がだいぶ暗くなっちゃたな、家族に連絡しとこ)

さくら「今日は帰りが遅くなりますっと」

レイ「お待たせ、これから色々話したいんだけど、時間大丈夫?」

さくら「大丈夫ですわ」

レイ「なら、僕について来て」

レイについて行ったさくら、

たどりついたのは机と椅子が並べてある教室のような小部屋だった。

さくら「ここは?」

レイ「僕がリインフォースの勉強を手伝う時に使う部屋さ、とりあえず席に着いてもらえるかな」

さくら「わかりましたわ」

レイ「まず、魔法少女になったさくらさんには、僕達と力をあわせて困っている人を助けたり、ネガの脅威から町の人々を守ってほしいんだ」

さくら「脅威と言いますと?」

レイ「まず、ネガは色々なものを自身に取り込んで、大きくて強い存在になろうとしているんだ、その取り込むものには動物や植物等の生き物とか、石や建物等の無機物も含まれているんだ」

さくら「と言うことは人も…」

レイ「もちろん人も取り込まれる対象だから、そうならないために僕達と協力してネガの脅威から町の人々を守ってほしいんだ!」

さくら (ヒカリさんが巻き込まれないように私が頑張らないと)

レイ「何か質問はあるかい?」

さくら「でしたらいくつかありますわ」

さくら「まずは確認ですが、魔法少女でも危険な目にあいますの?」

レイ「うん、ネガとの戦闘で大怪我をしたり取り込まれてしまうこともあるね」

さくら (やっぱり危険な目にあうこともあるかぁ、そういえばネガトワイライトがトワイライトさんを取り込んで操っているって言ってたっけ)


さくら「次に、魔法少女は全国各地にいるとニュース等で聞きましたわ、しかし今日わたくしが目にしたのはネガに1人で戦っていたリインフォース様でしたわ、何か他の魔法少女と協力出来ない理由がありますの?」

レイ「…実はこの街全体にネガの結界が張られていて魔法少女の出入りはおろか連絡する事も出来ないんだ、そして今この街で戦える魔法少女はリインフォースとさくらさんしかいないから1人で戦っていたんだ」

さくら「そうでしたの…」


レイ「質問は他にはないかな?」

さくら「では最後に1つ、レイ様はトワイライトという魔法少女をご存じですの?」

レイ「トワイライトを知っているの!」

レイは質問に対し、驚き大きな声で質問をかえしてしまった。

レイ「…ごめん、急に大声を出しちゃって」

さくら「大丈夫ですわ」

さくら「わたくしがトワイライト様と出会ったのは今日の夕方ですわ」

レイ「今日の夕方ってことは…」

さくらは夕方に何があったのかを伝えた、

それを聞いたレイはひどく落ち込んでしまった。

レイ「トワイライトいや天野トワは、僕の妹で、魔法少女としての相棒で、パートナーで、将来を誓い合った仲だったんだ」

レイ「リインフォースにとっても親しくしていたから、そんな人がネガに操られていたとはいえ急に攻撃してきたら僕でもどうすればいいかわかんないな」

さくら「わたくしもそう思いますわ」


レイ「他に質問はあるかな?」

さくら「大丈夫ですわ」

レイは気持ちを切り替えてさくらにお願いをする。

レイ「さくらさん、危険な目にあうけれども、僕達に協力して街の人々を守ったり、

トワを助けるのを手伝って下さい!」

さくら (あの時のリインフォースさんのように傷つけられるのは怖いけど、ネガ達にヒカリさんや、大切な人々が傷つけられるくらいなら)

さくら「ええ、よろこんで」

レイ「ありがとうさくらさん」

レイは満面の笑顔で深く感謝したが、

外の景色を見て少し寂しそうな表情を見せた。

レイ「もっと話をしたかったけど、外はもう真っ暗だからまた明日でもいいかい?」

さくら「明日の放課後も時間が空いてますから、大丈夫ですわ」

レイ「よかった、それともしもの事があったときのために連絡できるよう連絡先を交換してもいいかい?」

さくら「そちらも大丈夫ですわ」

レイ「それじゃ…」

レイとさくらは互いに連絡先を交換し合い、そのまま部屋を出て玄関に着いた。

レイ「家まで送ろうか?」

さくら「大丈夫ですわ、1人で帰れますもの」

レイ「そっか、それじゃまた明日」

さくら「ごきげんよう」

さくらはレイ達の家から明日からの事を考えながら自分の家へ帰って行った。




             続く

読んでくださりありがとうございます。

次回もお楽しみに

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