第1話 普通の高校生と魔法少女
「先日 正午過ぎすめらぎ市にて迷子の子供を、市を中心に活動している魔法少女が保護しました、保護されたのは…
…次は星座占いのコーナーです」
「…本日一番運が良いのはふたご座のあなた
運命の人と出会えるかも!ラッキーカラーは…」
???「メイクよし、ヘアスタイルよし、
制服よし、それではいってきますわ」
5月某日 身支度をすませ、学校へと向かう金髪で縦ロールの普通の少女がいた。
その少女は名前を[姫本さくら]と言う。
さくら(朝のニュースの占いで私の星座が1位を取っちゃった。占いの内容に運命の人と出会えるってあったけどどんな人なのかな?)
そう考えながら曲がり角を曲がろうとした時
さくら「キャッ!」
???「わっ!」
さくらは曲がり角の先に居た人にぶつかり
倒れてしまう。
???「ごめんなさい お怪我はありませんか?」
そう言って手を差し伸べたのは
腰まである長くてサラサラとした黒い髪と
美しい小麦色の肌、
整っていてクールな顔立ち、
高身長でむちむちした太ももを持つ
ナイスバディなさくらと同年代の女の子だった。
さくら「え ええ大丈夫です、ぶつかってしまい申し訳ございません」
さくら (格好良くて美人で素敵な人…)
???「お怪我がなく何よりです」
少女の手を取り立ち上がるとあることに
気がつく。
さくら「 ! その制服はもしかして」
???「あなたと同じガナール女子高等学校の
制服です」
少女が自分と同じ高校に通っていると知り、
さくらの気持ちが少し高鳴る。
さくら「やっぱり! 学年を聞いても?」
???「2年生です」
さくら「わたくしも2年生ですが、
あなたとは初めて会った気がしますわ?」
???「色々あって今日が初登校なんです」
さくら「そうでしたの! もしよろしかったら
一緒に登校されませんか?」
???「いいですね、一緒に行きましょう」
さくらの誘いに乗った少女の表情が少し
緩くなっていた。
さくら「そういえば、お名前を聞いておりませんでしたわ、わたくしの名前は姫本さくら ですわ、あなたのお名前は?」
???「私は天野ヒカリです」
ヒカリ「これからよろしくお願いします姫本さん」
さくら「こちらこそよろしくお願いしますわ天野様」
こうして自己紹介を終えた2人はお互いのことを話し合いながら高校へと向かって行った。
さくら「天野様の好きなものは何ですの?」
ヒカリ「好きなものですか」
さくら「そう!例えば食べ物だったり
お話や人、出来事とかもありますわね」
ヒカリは少しだけ考えてこう言った。
ヒカリ「それなら…笑顔だと思います、
特に困っている人を助けた時に向けられる笑顔が一番好きです」
さくら「どんな人を助けたのですの?」
ヒカリ「最近は迷子の子供を保護して家族の
もとへ送り届けたりしました、再会した家族の方の笑顔はとても暖かく
微笑ましいものでした」
自身の経験を話したヒカリに対してさくらは
目を輝かせ感極まった声で
さくら「とっっっても素晴らしいですわ!
困っている人を助けるなんて簡単には
出来ないことですわ!」
感極まってヒカリを称賛するさくらに対して
ヒカリの顔はどんどん赤くなっていき、
話を急いで切り替える様に質問する
ヒカリ「そ そういえば姫本さんの好きな
ものは何ですか?」
さくら「わたくしが好きなものは物語に出てくるようなお嬢様ですわ、
子供の頃に読んだ物語に出てきたお嬢様が
とても美しく、そして輝いて見えて
それ以来、好きになってしまった美しく輝いているお嬢様の様に成れるよう努力していますわ」
ヒカリ「もしかしてその髪型や話し方も」
さくら「その努力の一環ですわ」
ヒカリ「姫本さんなら立派なお嬢様に成れると思います」
さくら「ありがとうございますわ」
そんな話をしているうちにさくら達は高校の
校門前に着いていた。
ヒカリ「それでは私は職員室で手続きが
ありますのでこれで」
さくら「天野様が楽しく学校生活を送れる
よう応援してますわ」
ヒカリ「ありがとう姫本さん」
ヒカリは少し微笑みながら職員室に向かって行き、さくらも教室に向かった。
さくら(天野さんと一緒にいると胸の奥が熱くなる感じがする。もしかして運命の人って)
そんなことを考えていたら、さくらは教室に
着いていた。
さくらは教室の扉を開き、教室に居る大勢の
クラスメイトに挨拶をする。
さくら「皆様 ごきげんよう!」
「おはようございます さくらさん」
「おはよう!さくら」
「ごきげんよう さくら様」
さくらの挨拶にクラスメイトの様々な挨拶が
帰って来た。
「さくらさん今日のニュースの占い見ました?
さくらさんの星座が1位になってましたよ」
「それアタシも見たぜ、確か運命の人に出会えるとか」
「さくら様の運命の人はどんな方なのでしょう?」
クラスメイトの会話に頬を少しだけ染めながらさくらは答えた。
さくら「そ その…実は運命の人とはもうすでにお会いしているのかもしれませんわ♡」
「本当なんですの!!! さくら様」
「どんな人ですか!」
「どこに惚れたんだ!」
さくら「皆様落ち着いてください順番に話ますわ、その方の特長として髪の毛は長くてサラサラとした黒い髪で肌は綺麗な小麦色、
整っているクールな顔立ちの高身長な方ですわ、運命の人だと思ったのはその方と登校中に偶然出会ってしまい その綺麗な顔、髪、肌に一目惚れしてしまいましたわ♡」
「会話はされたんですか?」
さくら「ええ、お互いの名前や学年、好きなもの等を話しましたわ、実はその方今日…」
キーンコーンカーンコーン
さくら「もうホームルームのお時間ですわ!続きはまた後で話しますわ」
「話の続き待ってるぜ」
先生「はーいみんな席に着いて~
これからホームルームを始めます、
まずみんなに大切な連絡があります、
なんと今日 このクラスに転校生が来ます!」
「「「ええー!!!」」」
先生「転校生の子が入って来たらみんなで歓迎しましょう、それじゃあ天野さん入って来てください」
さくら「えっ!」
ガラガラガラガラ
ざわめく教室へ入って来たのはさくらが登校中に出会った天野ヒカリだった。
「あの方はもしかして…」
「さくらが言ってた運命の人じゃ」
ヒカリ「初めまして天野ヒカリです、今日からこの学校の一員としてよろしくお願いします」
パチパチパチパチ
先生「天野さんの席は窓側の一番奥にしようと思ってたんだけど先生机と椅子を用意し忘れちゃって急いでとって来るからそれまでみんなは天野さんと交流しておいてね☆
それじゃ」
ダッダッダッダッ
先生は急いで教室を出ていった、残された
ヒカリは見知った顔のクラスメイトに近づき話しかける。
ヒカリ「早めの再会になってしまいましたね姫本さん」
さくら「そうですわね天野様 」
「二人とも、もしかして知り合い?」
さくら「登校中に偶然出会い、そのまま一緒に登校しましたわ」
「「「へぇー」」」
「天野さんのこと色々聞いてもいい?」
ヒカリ「ええ、良いですよ」
「部活は何かやっていましたか?」
ヒカリ「部活に入ったことはありません」
「恋人とか好きな人は、いるのか?」
ヒカリ「気になっている人はならいます」
さくら「どんな人ですの?」
ヒカリ「明るくて、可愛くて、努力家な人が好きです」
「だってよさくら」
さくら「どうしてそこでわたくしの名前を出したんですの!」
「そういえば登校中にさくらさんと出会ったと言ってましたけど、さくらさんの第一印象はどうでした?」
さくら「だからどうしてわたくし名前を…」
クラスメイトの言葉に赤面しているさくらに
追い討ちをかけるようにヒカリは微笑みながら答えた。
ヒカリ「とても可愛らしくて、綺麗な人だと思いました」
既に赤面していたさくらの顔は更に赤みが増していった。
さくら (恥ずかしくて死にそう)
トントン
先生「お~い、天野さんの机と椅子を持ってきたから天野さんと誰でもいいから教室に入れるの手伝ってくれー」
さくら「わたくしが行きますわ~」
ヒカリ「待ってください姫本さん」
教室から逃げるように先生のもとへ向かったさくらと、さくらを追って廊下に出たヒカリは先生と一緒にヒカリの机と椅子を教室に入れる手伝いをした。
それから放課後まで時間が流れて。
さくら「天野様、一緒に帰りませんか?」
ヒカリ「良いですね、一緒に帰りましょう」
さくら「それでは、皆様ごきげんよう」
ヒカリ「皆さんさようなら」
「さくらさん、ヒカリさんさようなら」
「さくら、ヒカリまた明日」
「さくら様、ヒカリ様ごきげんよう」
クラスメイトと別れた、さくらとヒカリは
互いに話し合いながら帰路につく。
さくら「どうして天野様はあの時、わたくしのことを可愛らしくて綺麗だと言ったのですの?」
ヒカリ「あの時とは?」
さくら「クラスメイトの方にわたくしの第一印象について問われた時ですわ」
ヒカリ「ああ、あれは本当の事を言っただけです」
さくら「とっても恥ずかしかったのでしてよ」
ヒカリ「なら姫本さんは私の第一印象はどのように感じましたか?」
さくら「格好良くて美人で…」
ヒカリ「ごめんなさい、やっぱり恥ずかしいですねこれは」
さくら「天野様にもこの恥ずかしさがわかりましたか」
そんな話をしていた時、
ヒカリ「!!!」
さくら「天野様どうかされましたの?」
ヒカリ「急ぎの用事がある事を思い出しました、それではこれで」
さくら「お気をつけて?」
さくら(天野さんどうしたんだろう?)
急いで何処かへと向かったヒカリと別れたさくらはそのまま帰宅した。
さくら「ただいまですわ」
黄昏時、さくらはよく買っているお嬢様が活躍する物語の新刊が発売されている事を知り
その新刊を買いに出かける。
さくら「いってきますわ」
新刊を買いにいっている道中、ふと路地裏が気になったさくら。
さくら (この路地裏の奥から何か嫌な予感がする、それに奥からなにか声がする)
さくらは耳を澄ませる。
さくら (声の主は多分女性2人、1人は怒っていて、もう1人はおそらく助けを求めてるかも?)
路地裏の奥からの声を聞いたさくらは路地裏の奥へと向かった。
さくら (勘違いかもしれないけれど、もし本当に危険な事があった時の為にいつでも警察に電話出来るようにしとこう)
そう考えながらたどり着いた路地裏の奥に居たのは2人の黒髪で褐色、さくらと同年代位の少女だった。1人は黒いスライム状の何かを身に纏った和服のような服を着る、刀を持ったツインテールの少女、もう1人は何処かで見たことがあるような顔をしたチアガールぽい格好でポニーテールの少女だった。
さくら (和服の少女についてはわからないけど、もう1人の方は確か今朝のニュースで見た魔法少女?)
和服の少女は地面に倒れた魔法少女に対して罵倒しながら刀できりつけていた。
和服の少女「どぉですかぁ?大切な人に傷つけられるのは!」
魔法少女「ごめんなさいやめてください」
和服の少女「だーかーら、どうですかと聞いているんですよ、リインフォースさん!」
さくら (急いで電話して警察や救急車を呼んでもらわないとリインフォースさんが危ない!)
魔法少女のリインフォースを助ける為さくらが電話をしようとしたその時、
和服の少女「それと、そこでコソコソ隠れている方」
さくら (!!!)
和服の少女「両手を上げてゆっくり出てきなさい」
さくら「わかりましたわ」
リインフォース「えっ!」
和服の少女に従いさくらはゆっくりと彼女達の前に姿を見せた。
リインフォース「姫本…さん どうして?」
和服の少女「姫本さんっていうのね、ここは危ないからさっさと帰った方がワタシは良いと思うわ」
さくら「どうしてリインフォース様がわたくしの名前を知っているのかは分かりませんし、この状況なら帰った方が良いのかもしれません、ですがわたくしは人が助けを求めてる所を見逃せませんわ!」
そう言ったさくらは持っている物全てを和服の少女に投げつけて、倒れていたリインフォースをお姫さま抱っこして走って逃げる。
リインフォース「姫本さん、私の事はいいからあなただけでも…」
和服の少女「ワタシが言った帰れはそういう事じゃないし、リインフォースさんもあなただけでもって言っているのにどうして1人で逃げないの」
さくら「ハァハァ…お二方…少し…静かにして…もらえませんか」
さくら (おかしい、さっきは入り口から奥まで直ぐに着いたのに、今は全然入り口にたどり着けない!)
和服の少女「姫本さん、いいことを教えましょう、ワタシの周りにいるこの子達はワタシや、リインフォースさんのような魔力を持つものを閉じ込める結界を作る事が出来るから逃げても無駄ですよ」
和服の少女の言葉を聞き、さくらは足を止めた。
さくら「リインフォース様、もう動けますか?」
リインフォース「まだ動けそうにないです…」
そう言ったリインフォースをさくらはおろして物陰に座らせた。
さくら「ならお願いがありますわ、この町に住んでる天野ヒカリ様という方に
一目惚れです、貴女のことが大好きですわ
とお伝えください」
リインフォース「それって…」
さくらは和服の少女の方に体を向ける。
さくら「和服のあなた、これ以上リインフォース様を傷つけるつもりなら、わたくしを退けてからにしなさい!」
和服の少女「はぁ~もう姫本さんあなたでいいです、あなたがリインフォースさんの代わりになるのならリインフォースさんは見逃しますが、それで姫本さんはいいの?」
さくら「構いませんわ」
さくら(さようなら天野さん)
さくらが心の中で別れを告げた時、さくらの胸元が光輝き、光の中から腕輪が飛び出した。
和服の少女「!!! くどいかもしれませんが、
もう戻れなくてもよいのですね」
さくら「もちろんですわ!」
和服の少女「それならその腕輪を着けて拳を突き上げながら変身と叫べばワタシに抵抗出来る力が手に入りますよ」
和服の少女から腕輪の使い方を聞いたさくらは何の迷いもなく腕輪を着け、拳を突き上げて叫ぶ。
さくら「変身!」
するとさくらの周りが光に包まれる。
その光の中からあらわれたのは、豪華なティアラを身に付け、ひらひらしたミニスカートを着ている、お嬢様のような魔法少女だった。
和服の少女「まずは初変身おめでとう姫本さん、次は初戦闘といきましょう、ワタシの周りにいるこの子達をあなたの足の裏から膝位までの大きさの個体10匹に分裂させて襲わせるから殴るなり蹴るなりして戦いなさい」
黒いスライム状の物体がさくらを囲むように現れ、そのうち1匹がさくらに向かって跳ねながら突進する。
さくら「えいっ!」
さくらは突進してきた物体にパンチを食らわせた、するとパンチを受けた物体は突進した分だけ吹っ飛び消滅した。
和服の少女「パンチ力はまあまあってところかしら」
次に2匹目が突進してきた。
さくら「今度はこれ…ですわ!」
2匹目に対してさくらはおもいっきりの蹴りを食らわした。蹴りを受けた物体は凄い速さで吹っ飛び、壁にめり込みながら衝突して消滅した。
和服の少女「キック力はかなりあるわね」
こうしてさくらは襲いかかって来る物体達を1匹ずつ倒していき、全滅させる事に成功した。
和服の少女「初めてにしては怖気付く事もなく、戦闘能力も磨けば光るものがある、上出来よ姫本さん」
さくら「褒め言葉として受け取っておきますわ」
和服の少女「そう…ならこれで終わりにしましょう」
さくらの前に現れたのは、さくらの身長の3~4倍はある黒いスライム状の物体だった。
和服の少女「その子を倒せたら今日の所は帰りましょう」
さくらは和服の少女の言葉を聞いてからすぐ、物体に蹴りで攻撃を仕掛ける。
さくら「食らいなさい!」
しかし物体にはダメージが一切、入っていなかった。
さくら「攻撃が効いてないですわ! どうし…」
さくらが言葉を言い終える前に物体による反撃の突進を受けてしまう。
さくら「ッ…」
さくらは勢いよく壁に衝突し、倒れてしまう。和服の少女はこの好機を逃さないよう物体へさくらにのし掛かるように命令する。
さくら「くっ…苦しい」
物体にのし掛かられ、
潰されそうになるさくら。
さくら (早く脱出しないと)
そんな時、
リインフォース「がんばれー姫本さーん!」
物陰に隠れていたリインフォースがさくらを応援する。
リインフォース「頑張れ頑張れ姫本さん!
負けるな負けるな姫本さん! 姫本さーん!
ファイトー!」
さくら「リインフォース様…どう…されまし」
さくら (なんだかよくわからないけど、
身体に力が溢れてく…これなら!)
さくら「えいっ!」
リインフォースの応援により、パワーアップしたさくらは物体の拘束から脱出すると、
すぐさま物体に渾身の蹴りを入れる。
さくら「ぶっ飛びなさい!!!」
さくらに蹴られた物体は天高く飛んでいき、
結界と衝突する。
結界はガラスが割れるような音を立て、崩壊するように消滅して、
物体は花火のように綺麗な爆発を起こして消滅した。
和服の少女「おめでとう姫本さん、
約束通り今日の所は帰りましょう、ですが
次会う時は容赦しないと思ってなさい」
和服の少女は影に消えながら言葉を続ける。
和服の少女「姫本さんにはあの子達を倒せたご褒美としてワタシ達の事をお教えしましょう、ワタシの周りにいるスライム状の子達はネガと呼ばれています、そしてワタシは魔法少女のトワイライトさんという方を取り込んで操っている、ネガトワイライトとでも名乗っておきましょう、それでは」
リインフォース「待っ」
ネガトワイライト「さようなら」
…
さくら「消えてしまいましたわね」
リインフォース「そうですね…」
リインフォース「姫本さん今日は助けていただきありがとうございました」
さくら「こちらこそネガ?にのし掛かられた時にリインフォース様が応援してくださりありがとうございますわ」
リインフォース「姫本さ…ん…」
お互いに今回の事の感謝を伝えあっていた時、急にリインフォースが倒れ込む。
さくら「リインフォース様! どうされましたの!」
リインフォース「zzz」
さくら「眠っただけでしたか、
安心しましたわ」
さくら (しかし、眠ったリインフォースさんどうしよう?リインフォースさんの家は知りませんし)
さくらがリインフォースを何処へ連れて行けばいいか悩んでいた時、さくら達の元へ誰かが走って近づいて来る。
???「ハァハァ…大丈夫かい?リインフォース」
息切れしながらやって来たのは、
乱れた金髪でメカクレ、
後ろ髪は膝まで伸びていて、
真っ白な肌で細身の猫背、
全身ジャージで
さくらと同年代位の少女だった。
さくら「リインフォース様は今眠っていますので、少しお静かにお願いしますわ」
???「ごめんなさい… 」
さくら「所であなたはどちら様ですの?」
???「僕は天野レイ、リインフォースの保護者で家族だよ」
レイ「そう言う君は?」
さくら「わたくしは姫本さくら、
リインフォース様とは今日初めてお会いしましたわ」
レイ「じゃあさくらさん、1つお願いがあるんだけど、リインフォースを家まで運ぶのを手伝ってもらえないかな?」
さくら「喜んでお受けしますわ」
こうして、ネガ達との戦いを切り抜けた
さくらは、疲れて眠ったリインフォースを
安全な場所で休ませる為に、
天野レイという少女の導きで
リインフォースの家へと向かった。
続く
ここまで読んでいただき
ありがとうございます。
これからも魔法少女プリンセスサクラを
よろしくお願いします。