残虐王、暴虐の限りを尽くす
残虐王、暴虐の限りを尽くす
揺れる! 揺れる! ブルブル震える僕様のお心が!
全力疾走する青髪ツインテロリが搭載する、特大御パイがブルンブルンッ! ちっちゃなロリのおっきな御パイが激しく揺れ動いているみたいに、僕様の心は大激震!
スペシャルビッグな御パイを揺らして全力疾走! 理想の世界にむかって駆けてイク! 青髪ロングのツインテロリ、初物クミちゃんのはためく短いスカートからモロチラしてる、水色しましまパンツがビッカビカビカ輝く明るい未来!
なのに! 僕様自身は最初の一歩すら、まだ踏み出せてもない!
僕様をおいてきぼりにして、ビッグな御パイを揺らして全力疾走してイク、青髪ロングのツインテロリ! 初物クミちゃんのはためく短いスカートから、モロチラしている水色しましまパンツが遠ざかっていく光景を、指をくわえてみていることしか、僕様はできないのだろうか?!
結局、いまいるここに留まり続けることしかできない僕様にある将来は、義務を果たした者だけが生きることを許される、Systemが決めた暗い未来が絶対確定の畜生道。
そんなお先が真っ暗な僕様の目前にあるモニターの中では、愛国平隊アベンジャーズが掲げていた壺鉤十字の旗に、血みどろまみれの悪鬼が手をかける。
「クソみたいなシステムなんざ! こうだ!」
血みどろまみれの悪鬼は、壺鉤十字が描かれたSpace Synthesis System 体制旗を、メタルハンドと巨大なペンチでビリビリに破り捨てる!
なんてことぉぉぉぉぉっ!?
僕様は驚愕した!
「体制旗損壊罪だぁぁぁぁアアアアアッ!」
僕様のあげた絶叫が、自分の中枢神経細胞にガンガン響く。
大自民統一教会党を意味する壺鉤十字が描かれた旗。それはつまり、Space Synthesis System自体を意味する。
Space Synthesis System自体を意味する紋章が描かれた旗を破く! それはつまり、体制に対する反逆の狼煙である!
こんなこと……、こんなこと! 絶対に許されるわけがない!
不敬だ! 野蛮だ! もうテロだ!
アベンシゾー総統陛下の悲願として成されたシン・憲法では、愛システム心が銀河臣民には義務づけられているのだゾッ!
シン・憲法で定められた、愛システム心に背くようなことは重罪なのだゾッ!
Space Synthesis Systemを意味する体制旗を損壊するなんてことは、つまり、生きることを許される義務を、自ら放棄したということなのだゾッ!
Space Synthesis Systemでは、体制旗損壊罪は万死に値する大罪だ!
もしも、もしも……、僕様がSpace Synthesis Systemを意味する壺鉤十字の描かれた体制旗を破り捨てでもしようなら……
公厳警察と首都平定治安維持特別高等警察(しゅとへいていちあんいじとくべつこうとうけいさつ)に、ひっ捕らえられて家まで押し込まれ、あらゆるドライヴの隠しファイルに刻みつけた僕様の素敵な性の記録まで全部みられる!
あとは細かいことは全部すっ飛ばして、一家どころか交友関係まで含めてしょっぴかれるところまで大確定! そして、あらゆる証拠を捏造されて、問答無用で有罪確定! 全員、即時に非銀河臣民判定で絞首刑にかけられ吊るされ晒されて、生物学的かつ社会的に永久BAN!
僕様+親類縁者同僚というすさまじい数の生命体が、悲惨な最後を迎えることになる……
目に浮かぶ! 目に浮かぶ! 駅前の広場にみせしめに吊るされて晒されて、風に吹かれて揺れている自分と家族と知り合い達の姿!
風に揺れる奇妙な果実となってしまった、僕様たちの首にかけられた札には
「権力様がご要求する義務を果たせなかった私には、生きる権利がありません」
とでっかく赤黒い文字で書いてある!
なのに! なのに!! なのに!!!
モニターの中では、血みどろまみれの悪鬼が元気にビンビンしてて、ビリビリに破いたSpace Synthesis System体制旗を、今度は足でバッチンバッチンに踏みつけている!
あああッアッ! バチボコだッ! 破いただけで即刻死刑が大確定の、体制旗がバッチボッコに蹂躙されて損壊されているッ!
公厳警察は!? 首都平定治安維持特別高等警察隊は!? どうして、あの血みどろ悪鬼を取り締まれないんだ!?
過半数を超過した圧倒的多数が絶対正義の絶対システム! Space Synthesis Systemはいったい何をやっているんだ!?
悪鬼の悪逆行為が、僕様の中枢神経細胞だけでなく心のおナカのオクまで届いて、ガンガン突いてゴンゴン響いてガッタガタガタに揺らす揺らす!
アアッ! そんな乱暴に激しくされたらぁぁぁぁッ! 僕様の心が壊れちゃうッ! 僕様、おかしくなっちゃううううッ!
さらに、さらに、さらに!
血みどろの悪鬼は右手のメタルフィンガーで、愛国平隊アベンジャーズの一人を指さして言う。
「そこの君ぃぃぃぃッ! 背負っているブツを、ちょいと俺に貸しやがれッ!」
血みどろの悪鬼に指差されて指示された愛国平隊員は、両手をあげておてあげですをしている状態のまま、血みどろ悪鬼の前に出る。
「はい! よくできました! そこで180度かいてーん!」
血みどろ悪鬼に言われるがままに、両手をあげてお手あげデスをしながら、くるりと背中を向ける元権畜。
その背中には……
クリアファイルに納められた、森羅万象絶対無謬総裁総理総合枢軸統一元帥アベンシゾー総統陛下の御真影があった……
愛国平隊アベンジャーズは、隊を構成する班ひとつひとつに、アベンシゾー総統陛下御自身扱いの御真影が配備されている。
100ゼニーショップのデスソーで売られているような、しょっぼいクリアファイルに納められたアベンシゾー総統陛下の写真。それをSpace Synthesis Systemでは、御真影と呼ぶんだ。その御真影を守るために、生命を投げ捨てることがSpace Synthesis Systemでは当たり前とされている。
僕様が通っていた、アベンシゾー記念小学校が火災に見舞われた時は……
校長室に掲げられた、アベシンゾー総統陛下の御真影を炎から救出するために、校長先生は燃えあがる校舎に平和突撃して殉職されたのだ……
森羅万象を司るアベンシゾー総統陛下の御真影は、生命を投げうってでも護らなければならない!
それくらい神聖なアベンシゾー総統陛下の御真影に、血みどろまみれの悪鬼の血まみれメタルハンドがのびていく……
「ああああああああッ!」
自分のあげる絶叫が頭の中にガンガン響いて、僕様を徹底的にわからせようとしてくる。
生物学的かつ社会的な死を確定させる体制旗損壊罪を、いとも簡単に犯した悪鬼が次にすることを、もう僕様は完全にわからされている。
血みどろまみれの悪鬼はこれから、アベンシゾー総統陛下ご自身扱いの御真影を、いちじるしく損壊するつもりなのだ!
汚される! アベンシゾー総統陛下が汚されるッ!
森羅万象を司る絶対神聖なる現人神アベンシゾー総統陛下が、バチボコのメッチャクチャに凌辱される残虐ショーが、これから僕様の目の前で開始されてしまうのだ!




