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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

イストワール禁断のグリモア

作者:桎梏梔子
カクヨムでも連載中です。https://kakuyomu.jp/works/1177354054885449604

≪第一話から抜粋≫
スミレの部屋のドアが開かれる。

――部屋から出てきたのは、十歳くらいの白髪の少女だ。

 その少女は巫女の格好をしており、水玉模様のペンダントを付けている。

「出発の準備が調いました、主」と少女は言った。

 スミレは少女の頭を撫でながら聞く。

「ユキちゃん、次の世界はどんな感じ?」

 それを見てグレンはスミレに言う。「今のユキは猫じゃない、人間に変身しているんだ。だから――」

「良いんです。むしろ嬉しいくらいで……。私、心は猫ですよ」

 しかし、人間の姿をしているユキはグレンの話を遮り言った。さらにユキはスミレの問いに答える。

「壊れる一日前で、魔法が存在する世界です」
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