イストワール禁断のグリモア
カクヨムでも連載中です。https://kakuyomu.jp/works/1177354054885449604
≪第一話から抜粋≫
スミレの部屋のドアが開かれる。
――部屋から出てきたのは、十歳くらいの白髪の少女だ。
その少女は巫女の格好をしており、水玉模様のペンダントを付けている。
「出発の準備が調いました、主」と少女は言った。
スミレは少女の頭を撫でながら聞く。
「ユキちゃん、次の世界はどんな感じ?」
それを見てグレンはスミレに言う。「今のユキは猫じゃない、人間に変身しているんだ。だから――」
「良いんです。むしろ嬉しいくらいで……。私、心は猫ですよ」
しかし、人間の姿をしているユキはグレンの話を遮り言った。さらにユキはスミレの問いに答える。
「壊れる一日前で、魔法が存在する世界です」
≪第一話から抜粋≫
スミレの部屋のドアが開かれる。
――部屋から出てきたのは、十歳くらいの白髪の少女だ。
その少女は巫女の格好をしており、水玉模様のペンダントを付けている。
「出発の準備が調いました、主」と少女は言った。
スミレは少女の頭を撫でながら聞く。
「ユキちゃん、次の世界はどんな感じ?」
それを見てグレンはスミレに言う。「今のユキは猫じゃない、人間に変身しているんだ。だから――」
「良いんです。むしろ嬉しいくらいで……。私、心は猫ですよ」
しかし、人間の姿をしているユキはグレンの話を遮り言った。さらにユキはスミレの問いに答える。
「壊れる一日前で、魔法が存在する世界です」
白き水晶と黒き世界樹の2重螺旋構造改革年代記
2021/10/21 19:06