④「終息の見通しが立たない」事による不安への対処
今の状態が続く事を具体的にイメージして、不安を軽減していきます。
終息はワクチンが開発されないと難しいと言われています。
各国の学者が一生懸命頑張ってくれていますが、何時になるかは分かりません。
下手に「あと○か月で通常生活に戻れるかな?」と期待を持つから、裏切られた時に「まだ続くのか……もう嫌だ」と凹んでしまうのです。
長くて1年程かかると言われているぐらいですから、この生活がもっと続くものだと仮定して先の事を考えてみて下さい。
「これは想定の範囲内」という精神的余裕を持てるようにしましょう。
某漫画の名台詞で「無いものは無い!まだ残っているものは何じゃ!」的なあれで考えるのも良と思います。
とはいえ、早くこの陰鬱な雰囲気から解放されて、イベント行きたい、皆で楽しく騒ぎたい、旅行したい、外食したいといった色んな欲が出てくるのは当然ですので、その気持ちを否定する必要はないです。
一度知ってしまった楽しみを取り上げられてしまったわけですから、どうしても不満は出てきます。
でも、永久にできなくなったわけではありません。
皆が感染しないように行動出来て感染者が増えない状態になったり、ワクチンが開発されればいつかは終息します。
したい事ができるようになった時、もっと楽しめるように今できる事は何か?を考えてみましょう。
普段なかなか会えない人と会えた時の喜びが倍増するように、期間を置くと新鮮な気持ちで感動できますし、できた時には安堵と感謝の念が湧いてきます。
今はめいっぱい楽しむための下準の時期であると割り切って、やれそうな事を探してみて下さい。
前向きな内容ばかり書きましたが、時には愚痴ったり落ち込む時間を持つのも良いです。
暗い感情を否定したり抑制しようとすると、苦しくなります。
「全く嫌になっちゃうね~」「そうだね~」と共感しあって慰め合ったり、「もう嫌だ!」と布団の中で叫んでみたり、溜め込まずに発散する方向に持っていくのも有りです。
検索するとすぐ出てきますが、よくあるストレス発散方法もあげておきます。
・「しなければいけない事」ではなく「自分のしたい事」をする。
(趣味に没頭できる時間を作る)
・リラックスできる事をする。
(お風呂、半身浴、音楽を聴く、アロマ、ストレッチ、マッサージ、運動など)
・日の光を浴びる。
(幸せホルモンのセロトニンが分泌される)
・好きな物を適度に食べて、よく寝る。
(体が弱っていると心も弱ってくる)
まだまだありますので、興味がありましたら暇つぶしがてら調べてみて下さい。
自分に合った方法を見つけて楽しむ事が大切です。
◎まとめ◎
・今の状態が続くことを想定して、物事を考える。
・できない事ではなく、今できる事・できそうな事に目を向ける。
・ストレス発散できる時間を意識的に持つ。