①「未知のウイルス」に抱く不安への対処
新型コロナウイルスについて、納得できる範囲で調べる事で不安を軽減していきます。
ワクチンはまだ開発されていませんが、新型コロナウイルスの構造や増殖の仕組みは明らかになっています。
それをここにダラダラ書いても興味ない人にとってはつまらないだけですので、とりあえず関心が強いであろう感染率と致死率だけ取り上げます。
感染率はインフルエンザと同程度。
空気感染する水ぼうそう(水痘)、麻疹、結核より低いです。
以前流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)が日本まで来なかったのは、感染してからすぐに発症する事が多く、重症化して動けなくなったため。
感染者と感染経路をみつけやすく、封じ込めしやすかったのです。
今回の新型コロナウイルスは軽症と無症状の方が多く、無自覚にウイルスをばらまいてしまう状況にあります。
潜伏期間が1~14日あり感染経路も特定しにくかったため、拡散を防ぎきれずパンデミックを引き起こしました。
致死率は2.3%。
感染者の約80%は軽症、無症状です。
年齢別では30歳未満は0.2%、60歳以上が6%(厚生省HPより)
60歳以下であれば、必要以上に恐れる病気ではない事が分かります。
また、BCGの予防接種を行っていれば重症化を防げるとも言われており、日本の清潔意識や生活習慣が爆発的な拡散を予防している点からみても、絶望的な状況ではないと言えます。
4月13日のWHOの発表では致死率はインフルの10倍だと言われて急激に高くなってはいるようですが、国によって環境や医療体制などにばらつきがあるため、全国平均化した数値はあてになりません。
感染者数と死亡者数(国内合計と各都道府県別)は厚生省のHPで毎日更新されていますから、国内の致死率の推移や自分の住んでいる都道府県の感染状況を見ていけば良いでしょう。
14日現在の致死率は、109名÷4,794名×100=約1.4%です。
私の住んでいる場所の感染者は36名、死亡者は0名です。(県名バレバレ)
よく知らない状態でオロオロするよりは、正しい情報を選んでまめにチェックする事で落ち着けたりします。
基礎知識は、厚生省HPのQ&Aを見るだけでも十分だと思います。
もっと深く知りたい場合は各自検索で。
やたら恐怖感をあおってから商品を売りつけてくる記事や嘘情報に惑わされないよう、発信元が信用できるかどうかは常に注意して見ていって下さい。
基本を押さえれば、あとは新しいニュースを10分ぐらい流し読みしてダラダラ見続けない事も大切です。
普通に頭が疲れてきますし、情報が多くなりすぎると段々「わけがわからないよ」状態になってきます。
また、危機感がない人向けに脅すような内容で書かれているものをよく見かけますので、そういう記事を読んでいると不安感はいつまでたってもなくなりません。
◎まとめ◎
・致死率は国内のみのデータを参照に。
・記事の信憑性を常に意識しながら見ていく。
・不安をあおるような文章は危機感が低い人に向けたもの。真に受けすぎない。
・長時間、新型コロナの記事ばかりを検索しない。