第17話 冒険者ギルドへ行こう
お久しぶりです。
-----ステータス-----
信条 雅人
Lvレベル 1
HP(体力) 42
AP(攻撃力) 18
DP(防御力) 53
SP(素早さ) 29
LP(幸運) 11
MP(魔力) 4
スキル 〈魔法のアマチュア〉
オリジナルスキル <怖い物知らず> (痛みや、疲れを感じないスキル)
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このステータスは、もしも誰かにステータスを見せて欲しいと言われた時のために、昨日寝る前に視覚魔法をかけて改竄しておいたものだ。
まあ、変えたのは魔力とスキルだけだけどな。
「ほう、マサトはLv1なのに随分と魔力が高いんだな。〈魔力のアマチュア〉も元から持っているようだし、中々相性が良い組み合わせだな。他のステータスはイマイチだが、耐久方面は魔力補正を掛ければ充分戦えるな。」
「ああ、だから俺は魔法中心にして中〜遠距離で戦おうと思っている。後方支援だな。」
「そうだな、最初のうちは誰かと一緒に戦うことが多いだろうからそれで良いと思うぞ。だが、一人で戦わなければならない時がいずれ来るだろうから、接近戦や攻撃魔法の修練も怠ってはならないぞ。」
おお、中々手厳しいが、的を射ているコメントだな。それだけ俺に期待してくれている、ってことなのかな?
「分かった。フルトンのアドバイスは忘れないようにするよ。」
「ああ、私も「あのマサトってのは、私の弟子だったんだぞ!」って自慢できる日を楽しみにしているよ。」
フルトンには申し訳ないが、俺はそんなことが言われるほど有名になる日は来ないことを願っている。
「よし、書きあがったぞ。さっそく冒険者ギルドに行くか?」
「そうだな。急ぐ必要はないけど、早く行くに越したことはないだろう。時間が余れば、この町も見て回りたいしな。」
「町の案内なら、私に任せてくれても構わないぞ。」
「良いのか?フルトンだって、やりたいことがあるんじゃないか?」
「いやいや、ダービーが出ていってしまってから話し相手が欲しかったんだ。マサトが迷惑じゃないなら、是非案内させてもらいたいんだが。」
「もちろん、そういうことならお願いするよ。」
そう言うと、フルトンはパッと顔を輝かせた。
「それじゃあ、フルトン。とっとと入団手続きを済ませに行くか。冒険者ギルドまでの案内、まずは頼むぜ。」
「ああ、任せてくれ。」
ギルドまでの道では、特に大したことは無かった。強いて言えば、周りの目線が気になったが、まあ、フルトンと歩いていれば仕方ないだろう。
「よし、着いたぞ。ここが冒険者ギルドだ。」
「おお、デカイな!」
冒険者ギルドは、五階建てで、横は普通の家の10倍くらいの幅がある。めちゃくちゃ大きな門が付いており、その周りには草花の模様が施されていた。
「この冒険者ギルドはこの町のシンボルなんだ。だから、いろんな人が集まってくる。中には苦手な人もいるだろうが、逆に親友になれる奴もいる。まあ、とにかく中に入ろうか。」
ギルドの中には、フルトンの言う通りたくさんの人がいた。男の人や、女の人、子供からお年寄りまで。
「フルトン、ここにいる人たちは何のためにここに来てるんだ?」
「今日の夕飯の食材を手に入れるためさ。」
「え?どういうことだ?ここには、魔物の肉とかを売る店でもあるのか?」
「あ、そうか。マサトにはギルドの説明をほとんどしていなかったな。じゃあ、歩きながら説明しよう。」
そう言うと、フルトンは歩き始めた。
「まず、この世界に魔物の肉を売っている店はない。」
「え?じゃあ、どうやって普通の人は魔物の肉を手に入れるんだ?」
「もちろん、魔物を倒して手に入れるしかない。」
「魔物ってそんなに弱いのか?」
イメージ的には、訓練を積んで武器を持ってようやく対等に戦える、って感じかと思っていたんだが。
「魔物の強さは、とても幅広いんだ。一番弱いものだと、子供でも倒せるような奴もいる。モグランという魔物がその代表例だな。ただ、強い奴は強い。こちらが四十人で挑んでも、一匹の魔物に全滅させられたこともある。」
なるほど、化け物クラスの奴から子豚クラスの奴までいるってことか。ってか、モグラン懐かしいな。
「魔物は、弱い奴ほどすぐに増えるから食料がなくなることはない。ちなみに、こいつらはギルドで飼っているから帰りに狩って帰ってもいいぞ。」
「その弱い魔物は何を食べるんだ?子供でも倒せるんだったら、その魔物が人間の肉を手に入れることは絶対にできないよな?」
「ギルドでは、病気などで死んだ人間の死体を餌として与えている。狩場では、魔物が人間を殺した時に飛び散った肉片や、血を食べて生きている。」
モグラン、結構可愛い見た目してたのに、人間の死体とか肉片を食べるのか…あんまり見たくない光景だ。
「なるほど。じゃあ何で狩場に行くんだ?ギルドで飼っているなら、わざわざ危険な狩場に行く必要なんてないだろう?」
「それは、強力な魔物ほど美味いからさ。普通の人は、モグランのような肉で我慢するしかないが、腕に自信のある奴は冒険者となって狩場にいる、強くて美味い肉を手に入れるってわけだ。
よし、受付に着いたぞ。あとの詳しい話は、受付の人が説明してくれるだろう。」
フルトンのおかげで、ギルドのことも少しずつわかってきたな。
まあ、今はそんなことより受付の人だ!異世界の受付と言えば、美少女しかないでしょ!!ようやく、異世界に来てヒロインらしい人と出会えるんだ♪
ルンルン気分で受付を覗くと、そこには、
「…カエル?」
体長1mはありそうな大きなカエルが椅子の上に座っていた。
読んでいただき、ありがとうございます。
最近、リアルの方がとても忙しかったので、今まで以上に遅い更新となってしまいました。
申し訳ありません。
不定期更新ではありますが、失踪はしないつもりなので、これからもよろしくお願いします。




