第9話 あの人とのア・レ・コ・レ❤︎
投稿、遅れて申し訳ございません。
ただいま、テスト前であまり書いている時間がありませんでした。
「じゃあ、まずはどんなことを聞きたい?」
うーん、聞きたいことが色々ありすぎて、何から聞いたら良いのやら…とりあえず緊急性の高い質問からだな。
「そうだな…じゃあ、まず、この世界の通貨って、どうなっているんだ?」
1000Gは1KGと書かれた銀色の硬貨だった。とりあえず、買い物をするにしても宿に泊まるにしても、お金は必要になってくる。そうだ、ついでに物価も聞けるといいな。
「よし、まずこの世界に紙幣は無い。30年ほど前まではあったんだが、魔法を使った偽造があまりにも多かったため、硬貨だけになったらしい。」
そう言うと、フルトンは3種類の硬貨を取り出した。
1枚目は銅色の硬貨、1Gと書かれている。
2枚目は銀色の硬貨、1KGと書かれている。さっき俺が出した物と同じだ。
3枚目は金色の硬貨、1MGと書かれている。
「この世界の硬貨は、大きく分けて3種類ある。まずはこの銅色の硬貨だが、これが1G、つまり最も価値が低い硬貨だ。次に、この銀色の硬貨が、1KG、1000Gと同じ価値だ。そして、この金色の硬貨が、1MG、1000000Gと同じ価値だ。まあ、この硬貨を使うのは家を買うときぐらいしかないな。」
「ちょっと待ってくれ、それじゃあ、100Gを払いたかったら1G硬貨を100枚用意しなくちゃいけないのか?」
「まあ、話は最後まで聞け。お前の言う通りこれだけじゃあ使い勝手が悪い。りんご1つ買うのに何分かかるんだって話だ。だから最初に言っただろう、大きく分けて3種類だって。」
ああ、良かった。まあ普通に考えてこれだけな筈無いよな。
「まあ、結論から言うと、この世界の硬貨は細かく分けると、全部で9種類ある。」
「意外と多いんだな。こりゃあ覚えるまでは大変そうだな。」
「いや、そんなことはないと思うぞ。種類こそ多いが、単純だからな。」
そう言うと、フルトンはさらに4枚の硬貨を出した。銅色の硬貨を2枚、銀色の硬貨を2枚だ。
そして、先ほど出した3枚の硬貨と一緒に並べた。
まずは、3枚の銅色硬貨、1G、10G、100Gと書かれている。
次に、3枚の銀色硬貨、1KG、10KG、100KGと書かれている。
そして、1MGと書かれた、1枚の金色硬貨。
「見て貰えばすぐにわかると思うが、硬貨は0が一つ増えるごとに新しい硬貨がある。一応10MG、100MGの硬貨もあるんだが、持っているのは一部の超大金持ちだけだ。ちなみに、マサトは幾らぐらい持っているんだ?」
「1KG硬貨を1枚だけなんだけど、これでどのくらい持つ?」
「1KGしか持ってねえのか。そんなんじゃあ今日の晩飯も厳しいな。」
「え…そんなに高いのか…?」
答えを聞きたくない。
「ああ、それに宿は食事無しのどんなに安いところでも、3〜4KGは掛かるぞ。」
何っ⁉︎勇者たちは、1人20Gぐらいで宿屋に泊まっていると言うのに…
ということは、お金の価値は円とほぼ同じくらいなんだな。日本でも、宿に泊まろうと思えばどんなに安いところでも3〜4000円ぐらいはかかるだろう。
「ということは、当分の間は野宿だな。」
すると、フルトンは少し考え込みとんでもない提案をしてくれた。
「良ければ少しの間、私の家に住まないか?」
「え…」
全く予想していなかった提案に固まってしまう。その硬直を、答えに困っていると勘違いしたのか、
「も、もちろんマサトの考えていることは分かるぞ。私はこんなだからな。ある意味、野宿より危険だと思うかもしれない。だからもちろん、無理にとは言わない。だが、その、できることなら…」
そんな風に言うフルトンに、俺は慌てて答えた。
「いやいやいや、そんなことは無いよ。ただ、提案がいきなりだったから驚いただけで。もちろん、お世話になれるなら是非そうさせてもらうけど、本当に良いのか?」
すると、フルトンは嬉しそうに頷いた。
「ああ、勿論。むしろ、私から頼みたいくらいだ。」
「本当か、ありがとう。でも、フルトンから頼みたい、ってどういうことだ?」
ずっと、ここが引っかかっていた。本当は、お世話になる俺が頼むものだろう?俺をァーーしたいからでもなさそうだし。
すると、フルトンは悲しそうな顔をして言った。
「実は、少し前まで一緒にペアを組んでいた冒険者と一緒に住んでいたんだ。ああ、言い忘れていたが私も冒険者をやっている。その冒険者はダービーという名前なんだが、そのダービーが何日か前『あたしはもっと上を目指したいわぁ。こんな町にどれだけいたって意味が無いのよぉ!』と言って出て行ってしまったんだ。」
なるほど、なるほど。今まで一緒に住んでいた人が出て行ってしまった、と。
ただ、今の俺にはそれよりも重要な疑問が…
「それ以来、私の家はこんなに広かったのか、と気付かされてな。ダービーもマサトのような人を外見で判断しない良いやつだったよ。もしかしたら私は、マサトにダービーを重ねていたのかもしれないな。」
え、ダービーさん、死んで無いよね?大丈夫だよね?
そんなことより、
「フルトン」
「ん?どうした、マサト?」
「そのダービーって人、性別は?」
「いきなりどうしたんだ?」
「いいから、答えて。」
「そりゃあ、もちろん、」
フルトンは、当たり前のような顔をして、
「私と同じだが?」
え、いや、嘘だよね。今のところ分かっている冒険者は全員、オネエなんだけど。
しかも、よく思い出してみると、召喚された広場みたいなところでソッチ系の人は多いな〜と思っていたんだよね。いや、まあ、もちろん、ここまでの流れからも分かるように、俺はそういう人たちを否定はしないよ。それどころか、一般の人たちよりは受け入れている方だと思う。それでもやっぱり、異世界に来てソッチばっかりっていうのは…
俺が、この世界の気づいてはいけないことに気付き始めていると、フルトンが何やらモゾモゾしだした。フルトンを見てみると、
筋肉ゴリッゴリの女装したおっさんが、顔を赤らめてモジモジしてた。
(何この地獄絵図…?俺が一体何をしたって言うんだー⁉︎)
では、何をしたか振り返ってみましょう。
1.フルトン(オネエ)から、同居を持ちかけられる。
2.俺は喜んで快諾。
3.フルトンの元同居人についての話を聞く。
4.その元同居人がオネエであることを聞く。
5.深く考え込む俺(←今ココ)
…なるほど、理解できた。これはできるだけ早く誤解を解かないと、大変なk
「ま、マサト、べ、別に私とダービーは、その、単なる同居人であってだな、そういうことはなかったんだ。だから、ま、マサトならもちろん、その、うむ。」
大変なことになってる〜。これは急がねばっ!!
「いや、マサトがコッチ側だとは驚きだが…」
「ちょちょーちょーっと、待ってくれフルトン。」
うん?なぜか徐に、8.6って数字が思い浮かんだが…ってそんなことより、
「フルトン、別に俺にソッチの趣味は…」
説明し終えると、真っ赤に染まった顔を覆い隠して「恥ずかしー」と言いながら、ピョンピョン飛び跳ねる女装した筋肉、というさらなる地獄絵図が待っていた…
読んでいただき、ありがとうございました。
前書きでも書いた通り、主はテスト前でしてさらに1週間ほど投稿が滞ると思います。
楽しみにしてくださっている方々(いるのかな?)には申し訳ないのですが、ご理解頂ければ幸いです。
もし、「続きはよ」というコメントが多ければ、テスト中でもがんばるかもしれません。(コメ稼ぎ乙)




