男なんて…。
楽しく読んでくれると嬉しいです!
私は男が苦手だ…苦手というよりか、嫌いだ。
昔、男子に池に落とされて死にそうになったことがあるし…なんか臭そうだし…ちょっかい出してくるし…。
「ほんと面倒臭い…男子って」
「あっはは!莉世、そんなんじゃ、彼氏できないよ〜」
この子は金田里美私の親友。
私の名前は一ノ世莉世。
「莉世はもうちょっと男に優しくした方がいいと思う」
こいつは双子の兄の一ノ世彼方。むかつくやつだ。でも、ほかの男よりかは大丈夫。
「私は、恋愛とか興味ありません」
私は頬を膨らませながら私は言った。
「でも、俺見たよ。今日も告白されただろ?」
むぅ!顔で選んでる男とか超ーー!苦手。顔で選ぶのはおかしいと思う。みんなどうかしてるよ…彼方は顔はずいぶんイケてるほうだと思うけど…里美にしか心を開かなかった。そう思うと里美は凄いな…。
「別に告白されただけですけど…」
私はモテないけど何故かいつも告白される…私のどこがいいんだか…いつもはなにも喋らない癖に。
「男子なんて…嫌い」
そう、男は最低なやつだ可愛い子見つけるとそのこと付き合って…また可愛い子を見つけるとそのことも付き合う。それを浮気という最低だ。
「私ちょっとよる所があるからお二人共お先に〜」
「また、ちび助のところにいくのか?」
「ちび助可愛いよねー私もまた今度行くね」
ちび助というのは公園で捨てられている子犬のこと、とっても小さくて可愛いの!でも家では飼えないから公園まで行って会いに行くのが毎日の楽しみになっている。
「ちび助、元気かな?」
たったったっ!
私はテンポよく足を動かして公園へと向かった。
「ワンワン」
ちび助が私のことを見ると嬉しそうにしっぽを降って抱きついてきた。
「ちび助〜!!」
私はちび助を撫でた。
あれ?なんでかミルクが置いてある…誰かちび助に上げてくれたのかな?とっても親切な人だな〜。
「可愛いなぁ〜ほんとに」
えへへ、やっぱり犬は可愛いな〜飼いたいけど…お父さんが犬だめだからな。
「その犬、お前の犬なんだ」
声のした方に振り向くと同じ高校の服を着た男の人がたっていた。
「そうだけど…って飼えないんだけどね」
「その犬俺に全然なつかないからミルクとかあげてなつかせてたんだけど…あんたにしか心を開いてないんだな」
そうなんだ…初めて知った。ちび助は甘えん坊だから誰にでも甘えると思ってた。
「へー、じゃあ飼ってくれるの?」
私はちょっと期待した顔で言った。
「飼おうと思うけど…お前はどうするんだ?」
「ちび助が幸せになれるなら…それでいいよ?」
私は男子が嫌いだからチョット距離を置いて話していた。
「ねぇ、なんでそんな遠くにいるの?俺のこと怖いの?」
「別に?ただ、男子が苦手なだけ…」
私はちょっと怒った顔で言った。
「ふふww、お前、笑ってた方が可愛かったぞ」
なっ!余計なお世話よ!!
「何笑ってんのよ!」
これが彼との出会いだった…。
恋に落ちるまであと、3ヶ月。
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