第十六話 水着攻め
※本日2話目です。
「なんか夏らしいことないかな……」
僕はそう思いながら今日もバイトの帰り道。
「川遊び楽しそうだなあ……」
「かき氷、美味そうだな……」
夏休みも中盤。夏を感じることはたくさんあるが特別何かしたわけでもない。どうせ今年も気づいたら夏が終わるんだろうと思っていた。
そんなある日、部屋で勉強をしていたら祖母に呼ばれた。
「あんた、お客さん来てるわよ。」
「だれだ……」
そう言って階段を降りて、玄関を見ると二人がいた。
「なんで二人が……?」
「うちらとお出かけしない?」
「…………は?え?」
「何驚いてるのよ、友達でしょ仲を深めるのは当たり前。」
「私からも、遊ぼ!」
「分かった。ちょっと待ってて。」
そう言うと二人は顔を合わせた。急いで準備を終わらせて、家を飛びてた。
「って……どこいくんだ??」
「どこって決まってるでしょ?ね、ひまり。」
「うん……」
「でどこなんだ?」
「ひまり、教えてあげて。」
「……いやりっちゃんが教えてあげてよ。」
「ひまり言ってやりなさい。」
「いやりっちゃんが……」
「落ち着け!どっちでもいいから。」
「じゃあ……お楽しみってことで良いでしょ?」
なんだよそれと思いつつも少しワクワクしていた。
「着いた!」
りおが大きな声で言った。
「ここ?ショッピングモール?」
「そう!ひまりと買いたい物があるの。」
「へーそうなんだ。ここ、映画館あるよな。気になってる映画あるし、見て時間でも潰そうかな……」
そう言ってこの場を去ろうとすると、りおが、
「はー?何言ってんの。うちらの買い物、付き合いなさいよ。」
「そうだよ!そうだよ!」
「ひまりも急に気合入ってどうした?」
「とりあえず着いてきて。」
二人に手を引っ張られてしぶしぶ着いて行った。二人の足が止まるとそこには水着専門店。
「おいおい、まさかここなわけ……」
といって二人の顔を見ると目を逸らして、すこし頬が赤くなっていた。
「ここだよ……だめ?」
とひまりに言われると僕はドキドキしたが、覚悟を決めた。絶対に顔を崩さないと。
「二人が行きたんだろ……まあ、いいけど。なんでわざわざ今日、買いに来たんだ?」
「「そりゃあね……」」
二人がそう言いながら店に連れて行かれた。二人で楽しそうに話しながら何種類か選んで、更衣室に入って行った。え、今着るの!?まじ!?どうしよ!?そう思って、僕が更衣室の前で待っているとひまりに呼ばれた。
「ゆうくんどう?これ似合うかな?」
ひまり破壊力高えぇ。てか何でも似合うだろ。てかほんとに同い年か?身体つきが……なにいやらしい目で見てるんだ返さないと、
「に、似合ってるよ……」
なんだよその照れた顔は!?
「ゆうくん、私は?」
「なんだ、次はりおか?」
えぐい……言葉が出ないぞ。大人の色気がある。
「似合ってるよ……その、大人っぽくて……」
「あ、ありがと。」
もう耐えれない……
「先出て、店の前で待っとく。」
「ちょっと攻めすぎたね?」
「りっちゃん、これ恥ずかしいよ。私もドキドキしちゃった。」
「けどひまりもいいの選べたでしょ。」
「でも海行ったときは可愛いって言われたいな。」
「確かに!うちらでドキドキさせちゃお?」
会計を終わらせて二人はゆうのもとへ向かった。




