表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

第十四話 勉強会

仲直りしてから、ひまりは前みたいに明るくなっていた。りおさんも、どこか楽しそうに見える。僕はそれをみて嬉しくなっていた。一つ変わったことがあるとすれば……

「ねぇゆうくん私とりっちゃんと一緒に昼ごはん食べない?」

「ゆうくん、移動教室うちらと一緒に行こ?」

「「一緒に帰ろ!」」

 こうやって学校でも二人ともやけに僕に近づくようになったのだ。正直、僕的には嬉しいけど、クラスの連中はよく思ってないだろう。だってこの二人は美少女だからだ。


 そんなある日、昼休み三人でご飯を食べていると、

「なんだよあいつ、なんであの二人を連れてるんだ?」

「弱みでもあいつに握られてるんじゃない?」

 男子がそう言って通り過ぎていった。りおさんは何事もなかったかのように話をした。

「テストも近いし、勉強しない?」

「いいね!それ!」

 とひまりが乗っかったので僕も頷いた。

「じゃあ、今日、私の家でやろっか。」

 そういって放課後、三人でりおさんの家に行った。


 りおさんの部屋にお邪魔した。とてもきれいでいい匂いがした。その匂いが緊張感を高めた。すぐに勉強道具を広げた。

「分からないところがあったらお互いに聞くこと。ひまりはまず提出物からやること。分かった?」

「はーい。」

 僕はひまりが全然勉強できないというイメージがあったが間違いではなさそうだとこの会話で感じた。

「ゆーうくん?ひまりが全然勉強できなさそうと思って見てたでしょ?その通りだけど悪い?」

「すいません、すいません。」

 すごい圧を感じて咄嗟に謝罪した。

「ひまり、僕がしっかり教えてあげるよ。」

 そう言うとひまりはニッコリとして勉強を続けた。りおさんがあることを聞いていきた。

「ゆうくん?いまひまりのことをひまりって呼んだ?よね?ねぇなんで?私は?」

「仲直りしたときにさん付けは禁止になったんだ。」

「なーんだ二人。私に隠れてそんなに仲良くなってるの?ずるいよ、私もさん付け禁止ね。したら、どうなるか分かるよね。」

「はい……りお。」

 りおは机のワークと向き合って、目を逸らした。その後、しばらくは僕とひまりのほうを見なかった。


 勉強会が終わり、片付けてる時にひまりが聞いてきた。

「ゆうくん今日の昼休みに言われたことどう思ってる?」

「ちょっと申し訳ないかな。」

 そう言うとりおが力強く言った。

「なんで申し訳ないの?そんなことない!」

「僕はいいけど二人に悪い噂が出てしまうから……」

「うちらはそんなの気にしないよ。」

 そう言われて嬉しかったしずっとこの二人といたいと僕は思った。けどその思いを口にするには少し恥ずかしかった。するとひまりが言った、

「私たちこれからも三人で遊ぼ!お出かけしない?」

「テスト終わったらね。」

「赤点取らないようにしないと。」

 僕は楽しみなことが出来て、テストも祖母のいない生活も頑張れる気がした。

※明日は2話投稿予定です。

 18時頃と20時頃に更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ